学校再開を前に避難住民が移動 熊本・益城町

学校再開を前に避難住民が移動 熊本・益城町
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一連の地震の影響で多くの人が小学校などに避難している熊本県益城町では、9日の学校再開を前に、学校の教室で避難生活を送ってきた人たちが体育館などへ移り始めています。
一連の地震で大きな被害の出た益城町では、すべての小中学校が休校となっていましたが、9日から学校が再開されることになりました。およそ300人が避難している広安小学校では、教室を避難所として開放していましたが、授業の再開を前に教室で避難生活を送ってきた人たちに体育館に移動してもらうことになりました。
教室にいた人たちは衣類や生活用品を抱えて、体育館へと移動していきました。7日は兵庫県の大学生など、多くのボランティアが引っ越し作業を手伝っていて、畳や毛布などをお年寄りの代わりに運んでいました。
益城町によりますと、広安小学校で避難生活を送るおよそ300人の中には別の施設や自宅などへ移ることを検討している人もいるということです。体育館へ移動した女性は「私たちの家族が過ごしていた教室には、ほかの家族がいませんでしたが、体育館にはたくさんの人がいるので孫の泣き声が心配です」と話していました。