南阿蘇村 留守のアパートで盗みの疑い 会社員逮捕

地震で避難して留守になっていた熊本県南阿蘇村のアパートからテレビなどを盗んだとして、38歳の会社員が逮捕されました。熊本県内では被災した住宅などで盗難被害が相次いでいて、警察がパトロールを強化しています。
警察によりますと、6日午後1時半ごろ、熊本県南阿蘇村で大学生が借りているアパートの部屋からテレビを持ち去ろうとしている男をアパートの所有者が見つけ、声を掛けたところ、「知人に頼まれた」と言って、テレビを置いたまま立ち去ったということです。その後、通報を受けた警察官が駆けつけ、現場を調べていたときに男が戻ってきて、盗みの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは高森町高森の会社員、岩下治宣容疑者(38)で、警察の調べに対して容疑を認めているということです。
熊本県内では一連の地震の最初の揺れが起きた先月14日から今月6日までに、被災した住宅などでの盗難の被害が合わせて40件寄せられているということで、警察がパトロールを強化しています。