やまだうたこ(山田詩子)さんは有名な絵本作家さんなのだけど、同時に、カレルチャペックという紅茶店のオーナーさん。
紅茶好きの私は、カレルチャペックを知って、彼女を知ることができた。
壊れてしまったカレルチャペックのタイマーは、いつも冷蔵庫のドアにマグネットで張り付いていて、私の料理タイムのお供をしてくれた。
そのタイマーには、彼女の描いた優しいみつばちが微笑んでいた。
ゴールデンウィーク、子供を連れて車で旅行に行くことになって、車中の子供のおもちゃに悩む。
車にはテレビがなく(つける気もない)、スマホで遊ばせることもせず(遊ばせる気はない)、それであればどうすれば少しでも楽しんでくれるだろうか。
母によると、私はじーっと外を見て、全く手のかからない子だったらしい(その代わり、大きくなって散々手がかかる子に育った)。
外出してこっぴどく叱られた記憶もないが、言うことを聞かなければ怒られる怖さがなんとなくあった。
バス旅行に行っても、外を見て、空想に耽っているだけで何時間も過ごせてしまう。ウォークマンがあって音楽が聴ければもっと幸せな子供だった。
だが、娘はいつかの私ではない。
出せ、私をこのチャイルドシートから出せ、さもなくば私を楽しませろ。おい、そこのうちわを寄越せ。2枚とも寄越せ。
それから、しばらくしたら喉が乾くから。あと、ボーロとウエハースもあるか?ないなら騒ぐぞ。
そんな娘である。
ドSである。
新しいおもちゃを用意せねばならぬと、母はビクビクしながら書店へ行った。
助けてください、三省堂の妖精さん!
そこで見つけたのが、やまだうたこさんの2冊の音の出る絵本!!
◯ィズニーやア◯パンマンに魂を吸い取られたくない!ナチュラルな音絵本ないの???というおかあさん、ここにありますよ、やまだうたこさんの優しいタッチの音絵本がでてるよーーーっ!!!
オルゴールおうたえほん あかちゃんのうた
- 作者: 熊坂明子,アクシア,やまだうたこ
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2015/07
- メディア: 単行本
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2冊のうち、どちらかというと、こちらの方が我が家の子供は好きみたい。
オルゴールか歌か、どちらか選んで同じ5曲を流すことができ、合いの手(!?)を入れるようにちょっとした音ボタンもついている。
おしゃべりできるようになる 〜 ひらがなを読むか、歌詞を覚えられる、あたりの年齢が一番楽しめるかも。
でも、1歳すぎた音楽大好きなうちの子供は、ボタンを押してはいろいろ流しまくって、それだけでご満悦。
1歳でもボタンが押しやすい模様。
あかちゃんのおとえほん(どのおとがすき?)
- 作者: アクシア,やまだうたこ
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2016/04/05
- メディア: 単行本
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うたえほんに比べ、低年齢の子供向けかな。
絵も、あかちゃん向け絵本みたいに「猫がにゃーにゃー」程度でシンプル。
8種類の音が各3パターン(連続してボタンを押すと次のパターンが聞ける)に、メロディーはきらきらぼし!
子供がちょっと飽きた時に、「ほら、わんわんだよ!」と絵を見せながら3パターンの音を流してという使い方をしてみたり。
動物の鳴き声だけでなく、車や電車の音(車に乗っている時はちょっと紛らわしいけれど)も入っているので、女の子にも男の子にもOK!
この2冊の絵本は、ともに音をオフ、音量小、音量大に切り替え可能。
オフにできない本もあるので、オフにできるのはGood。
我が家ではすでに2冊ともヘビーユース、持って行ったり来たり、気づけば音が流れていて大好評。
音絵本は高めなので、そうたくさんは買えないな、1、2冊に絞るならどの音絵本にしようかな、と悩んでいるなら、この2冊がおすすめ。ぜひぜひ。