徳島・美馬市長重傷 軽の男女2人死亡
5日午後4時15分ごろ、徳島県美馬市美馬町の国道438号の三頭トンネル(全長約2.6キロ)で、牧田久市長(74)=美馬市美馬町柿木=運転の乗用車と対向してきた軽乗用車が正面衝突し、軽乗用車の4人のうち男女2人が死亡した。牧田市長は腹を強く打ち重傷だが、意識はあるという。
徳島県警美馬署によると、死亡したのは高松市伏石町、溝渕清明さん(78)と妻美佐子さん(75)。同乗の同市新田町の男性(77)と妻(77)も胸などを打ち重傷。乗用車の後部座席にいた牧田市長の妻利子さん(72)もけがをし、病院に搬送された。
美馬署などによると、トンネルは美馬市と香川県まんのう町を結ぶ片側1車線の直線で、現場は徳島県側の入り口から約1.3キロの県境付近。同署が事故原因を調べている。
美馬市によると、牧田市長はこの日、公務はなく休みだった。香川県から帰宅する途中だったという。【蒲原明佳】