大型連休スタート 高速道路は朝から渋滞

大型連休スタート 高速道路は朝から渋滞
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大型連休を利用してふるさとや行楽地に向かう人たちの混雑が29日から始まり、高速道路の下り線は朝から渋滞しています。
日本道路交通情報センターによりますと、高速道路の下り線は、午後2時現在、東北自動車道で栃木県の上河内サービスエリア付近を先頭に19キロの渋滞となっているほか、東名阪自動車道は三重県の鈴鹿インターチェンジ付近を先頭に12キロの渋滞などとなっています。
また、新幹線と国内の空の便は29日が下りの混雑のピークで、このうち東海道新幹線は、午前6時東京発博多行きの「のぞみ1号」で、自由席の乗車率が200%に達したほか、北陸新幹線は、午前8時44分東京発金沢行きの「はくたか555号」で、自由席の乗車率が150%に達するなど、午前中、下りを中心に多くの列車で自由席の乗車率が100%を超えました。
国内の空の便は、航空各社によりますと羽田や大阪から各地に向かう便が29日中ほぼ満席となっています。
一方、Uターンの上りの混雑は、高速道路が来月4日と5日、新幹線と国内の空の便が5日にピークとなる見通しです。

東京駅や羽田空港などで混雑

大型連休初日の29日、JR東京駅では、午前中から大きな荷物を持った家族連れなどで混雑しています。
このうち東海道新幹線のホームでは自由席の乗車口に長い列ができていました。
4歳の息子を連れて名古屋市に帰省するという45歳の男性は「なかなか両親に会うことができないので、この機会に孫の顔を見せてあげたいと思います」と話していました。
また、家族4人で広島県に旅行に行くという12歳の男の子は、「原爆ドームや平和公園を見学する予定で、いろいろいっぱい見てきます。特にプロ野球の試合や、呉市にある博物館を見に行くのがとても楽しみです」と話していました。

羽田空港の出発ロビーは、朝早くからふるさとなどに向かう人たちで混雑し、たくさんの土産ものやスーツケースを持った家族連れなどの姿が見られました。
家族4人で九州に帰省するという31歳の男性は、「ことしは暦の並びがよく10連休が取れたので、仕事を忘れてとにかくゆっくり過ごそうと思います」と話していました。
秋田に帰省するという35歳の女性は、「1歳の息子を両親に会わせるのが楽しみです。家族で桜の名所を見に行ったりして過ごしたい」と話していました。
家族で沖縄に行くという8歳の女の子は、「おいしいものを食べたり、プールや海に入ったりしていっぱい遊びたい」と話していました。