Niantic プロジェクトに続き、国家情報局(NIA)は世界中のXM活動に対して先手を取るべく、新しい機器の開発を推進していった。
その中の一つにより広範囲でXMを検出し、コントロールすることのできる車両の開発プロジェクトが脚光を浴びた。しかしながら、このプロジェクトは車両に搭載される精密機器がXM被爆により故障を繰り返す事象によって暗礁に乗り上げていた。
時を同じくして、カルビンの同僚であり日本在住のXM研究のエキスパート、ツカサ・アキラはIQ Tech-Eastの前身となる組織を立ち上げたところだった。
NIAの新しいプロジェクトを知ったアキラがNIAに日本の企業であるオートバックスを紹介したところ、状況が劇的に改善した。オートバックスは自動車のエキスパートであり、車両に搭載されている精密機器の修理、メンテナンス技術に長けていたのだ。両者のXM、及び自動車への知見が総動員され、問題を抱えていたNIAのXM調査に使われるワゴン車のシステムの改善が進められた。
数ヶ月後、XM検出車は著しい改良を遂げ、NL-1331のコードネームと共に現場に投入された。ワゴン車には精度の高い検出技術に加え、オートバックスによる車両搭載型複合XMP製造システムが搭載された。
NL-1331はプロトタイプとして過去数年間の間アメリカの広大な土地のXMの調査を行っていた。NL-1331は給油や休息の際にXM活動によって引き起こされるエージェント達の集会の様子をモニターし、XMの監視機器、および兵器によってNIAが国内のXMをコントロールすることに助力していた。
オートバックスはこの期間にもNL-1331に使われた技術をより小さく、より効率的にするため改良を続けた。その結果によりヨーロッパで展開される車両を含め、他のXM検出車両が確認されており、残りの大陸でも調査が始められると噂されている。
そして、オートバックスは更なるXM検出車両技術の展開を視野に入れている。オートバックスは車を通して人々が世界を旅することを助け、人々の物理的距離を超えてつなぎ、XMをめぐる戦いにおいてより活躍できるよう、サポートを続けている。
XMは全世界に分布していたが、とりわけ、文化的・芸術的・宗教的に重要な場所に密集しており、このような場所は「XMポータル」と呼ばれた。 研究者たちは、わずかな改造を施した携帯電話上で機能するスキャナ技術を開発した。これによって、実世界に存在するXMポータルを観察し、操作出来るようになった。
ほどなくスキャナ技術は漏洩し、Google Playに「ゲーム」としてアップロードされた。以来、数百万にのぼる人々が、XMの性質や、その人類への影響などに関わる実験を行った。 その結果エンライテンドとレジスタンスという2つの派閥が生まれた。
シェイパーの平和的な地球進入を受け入れ、XMをコントロールして人類を覚醒に導こうとしている。
シェイパーの地球侵略を防ぎ、
正体不明のXMエネルギーから人類を守ろうとしている。