メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

全面再開へ 停止4工場、連休明け稼働

 トヨタ自動車は27日、熊本地震後に操業を止め、再稼働のめどが立っていなかった4カ所の車両組み立て工場を、連休明けの5月6日から稼働させると発表した。部品供給が滞って一時は全国15工場で車両生産が止まったが、これで全面再開となる。必要な代替品の調達に一定のめどを付けたが、今回の操業停止で少なくとも8万台強の車両生産が遅れる見通しで、対応の検討を急ぐ。

     6日以降に再開する工場は、高級セダン「クラウン」などを製造する本体の元町工場(愛知県豊田市)と高級車「レクサス」を製造するトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)などグループ各社の計4工場。

     熊本地震ではトヨタグループの部品メーカー・アイシン九州(熊本市南区)が被災し、全国の車両に使われる重要なドア部品などの供給が滞った。トヨタは4月15日から23日にかけて全国15工場を段階的に操業停止。その後、部品の代替生産や海外からの調達などで供給網を復旧し、主力小型車などを作る11工場を25日から28日にかけて順次再開している。

     トヨタは「生産は正常化しつつあるが、被災地の状況はまだ見通せない部分もある」(広報)とし、5月中旬以降の操業計画は11日をめどに改めて判断する。【竹地広憲】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 舛添都知事 公用車で別荘へ…湯河原、1年に48回
    2. 前田健さん死去 「ロンハー」で体調不良も診察受け収録続けていた
    3. 熊本地震 清正公の銅像、やり折れる…熊本の菩提寺
    4. フィギュア 羽生の状態は「安静が第一」 
    5. 捨て猫 21匹保護「飼い主になって」 長野市保健所

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]