※2016/4/27 リライトしました。
ドラねこ書店 おすすめの本52
ちわ!おいさんです(=´▽`=)ノ
みんな元気に楽しく本を読んでるかい?
絵本に興味がある。
そういったら、
「大の大人がナゼそんなものを!」とバカにされるかもしれない。
しかし、その理由はごく簡単。
わしは絵本にただ普通に興味があるだけなのだ。
去年一年、わしは多くの本を読んでいた。
毎年たくさんの本は読んでいるのだが、その年は例年よりさらに多くの本を手に取り、そのインクからにじみ出る滋養を吸収していたように思う。
大体は経済や歴史や外国文学や哲学などなのだが、そういうものばかり読んでいると疲れてくる。
お固い文章に難解な文字。そうした本に囲まれて生きていると、たまに別のものも読みたくなるのだw
そんなとき、児童文学に興味を覚えた。
色々今まで小難しい本ばかり読んできたけど、たまには骨休みに児童文学でも読んでみよう、と。
そこで今回は、大人が読んでも面白いと思える児童文学を紹介していこうと思うよ(*´ω`*)
児童文学
トムは真夜中の庭で
- 作者: フィリパ・ピアス,スーザン・アインツィヒ,Philippa Pearce,高杉一郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (91件) を見る
知り合いの家にあずけられて,友だちもなく退屈しきっていたトムは、真夜中に古時計が13も時を打つのをきき、昼間はなかったはずの庭園に誘い出されて、ヴィクトリア時代のふしぎな少女ハティと友だちになります。
「時間」という抽象的な問題と取り組みながら、理屈っぽさを全く感じさせない、カーネギー賞受賞の傑作です。
トムは真夜中の庭では有名な児童文学である。
友達もいない反抗期まっしぐらなトムが連れて行かれた知り合いの家で、夜になると次々と不思議なことが起きる。
真夜中の古時計が鳴り出すと、トムはあるはずのない庭園で少女ハティと出会い、友達になる。しかしその少女が実は……
という読んでいて「これは本当に児童文学か?」と思ってしまうような子供が読むには難解な「時」というテーマを、素晴らしいストーリーとともに綴られている古典小説。
これはトムが少女ハティの姿を追うことによって、人の人生の移ろいを追体験し、頑ななトムの心に子供らしい純真さが蘇っていく様子が大人をもうならせる。一見の価値あり。
思い出のマーニー
イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品。
かたくなに心を閉ざした少女アンナが、海辺の村に住む少女マーニーとの交流を通じて心を開いていく様子が描かれる。
スタジオジブリで映画化もされたのでご存知の方も多いだろう。
わしは映画化される一年前に偶然にも原作を読んでいたので、映画の方はまったく見る気がしなかったのだが(W)、とにかくアンナがやってきた海辺の村の風景が、アンナの孤独な心を象徴するように美しい描写で綴られていく。
児童文学にはよく少年をモチーフにした「トム・ソーヤ」みたいな冒険小説はあるが、これは幼いけれども心に傷を追った少女の冒険小説。
読んでいると思わず海辺の村に行ってみたくなるから不思議である。
グリーン・ノウの子どもたち
- 作者: ルーシー・M.ボストン,ピーターボストン,Lucy M. Boston,Peter Boston,亀井俊介
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ひいおばあさんの家で、冬休みをすごすことになったトーリー。そこは、イギリスでもいちばん古いおやしきのひとつ、グリーン・ノウでした。
グリーン・ノウでは、つぎつぎとふしぎなできごとがおこって…。
これもイギリスの女性児童文学作家・ルーシー・M・ボストンによる長いシリーズ。
わしは1冊しか読んでいないのだが、話的にはトムは真夜中の庭でに近いものがある。
しかしトムは真夜中の庭でがトム一人の物語なら、この「グリーン・ノウ」は主人公のトーリーを、グリーン・ノウに長年住んでいるひいおばあさんが色々手助けしてくれる優しさに満ちた物語である。
ちょっと長いけど、子供でも読みやすい内容の本であることは間違いないだろう。
絵本
- 作者: なかがわりえこ,おおむらゆりこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1967/01/20
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 596回
- この商品を含むブログ (401件) を見る
色々名作と呼ばれるものも世の中にあるのだろうが、これほど子供に親しまれている絵本はないだろう。
こどもの頃、わしの通っていた保育園にはぐりとぐらの絵本が置いてあって、字の読めないわしはその絵を眺めるだけでも大満足な絵本であった。
特にパンケーキの話が好きでそればかり眺めていた気がする(*´ω`*)
これは絵本とは少し違うかもしれないが、よく読んだ本としてあげるならウォーリーをさがせ! (ウォーリーのえほん)などだろう。
これも字が読めないわしは大好きで読んでいた。
しかしこの本の弱点は、一度ウォーリーを探してしまうと、次からはウォーリーがすぐ見つかってしまうところが残念な点ではある。
病院などにたまに置いてあったりするのだが、開くとすでに鉛筆でウォーリーに丸がつけてあったりする。
おい!
よけいなことするなよ!
楽しみが減ったじゃないか!(# ゚Д゚)
と、思わずイラッと来たりするw
最近ではスマホのアプリなんかで復活していて、わしは1と2両方買ってがっつり楽しんだのだったw
昔読んだ絵本を思い出しても、案外絵本の話しの筋を覚えていないことが多い。
中でもわしがもう一度読んでみたい絵本ははらぺこあおむしだろう。
子供の頃、どこに行っても必ずこれが置いてあった記憶があるのだが、いかんせん話の筋をまったく覚えていない。
けっこう世界的に有名な絵本であるということを大人になってから知った。
あのジョージ・W・ブッシュが、愛読書としてこの作品を挙げたことでも有名だ。
ちなみにブッシュは子供の頃じゃなくて、大人になってから読んで感動したらしいけど(;´∀`)
そういうことを知ると、むしろ逆に「はらぺこあおむし」を読みたくなる。一体、あの絵本ってどういう話だったっけ?
しか、近くに子供がいないわしが、本屋で「はらぺこあおむし」を買い求めるわけにもいかず、かといって子供に混じって図書館でこの絵本を読むわけにもいかず(大体、いま仕事で忙しい)気になって夜も眠れないわしなのである。
誰か「はらぺこあおむし」の筋をわしにこそっと教えてくれませんか?
ああ……
こうして書いていたらまた絵本がが読みたくなってきたなぁ( ;∀;)