警視庁 別の警察署でも結核に1人感染

警視庁 別の警察署でも結核に1人感染
警視庁の渋谷警察署の署員ら27人が結核に感染した問題で、東京・文京区にある本富士警察署でも大学病院で遺体の解剖に立ち会った署員1人が結核に感染していたことが分かりました。この署員は発症はしておらず、投薬治療を続けていて、保健所が感染経路などを調べています。
この問題は、去年2月、渋谷警察署で留置していた60代の男性が肺結核で死亡し、その後、留置所の担当者など署員19人や遺体を解剖した大学病院の医師ら合わせて27人が感染したもので、このうち署員6人が発症しました。
この問題を受けて、保健所がほかの警察署の署員についても検査したところ、文京区にある本富士警察署の署員1人も結核に感染していたことが分かりました。
保健所によりますと、この署員は、渋谷警察署で肺結核で死亡した60代の男性の遺体が解剖された大学病院の同じ部屋で、別の事件の遺体の解剖に立ち会っていたということです。
このとき解剖室に一緒にいた本富士警察署の署員2人も感染の疑いがあるということです。
署員3人とも発症はしておらず、ほかの人に感染するおそれはないとして投薬治療を続けているということで、保健所が感染経路などを調べています。