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62匹中44匹病気…都が全国初の業務停止命令

動物愛護管理法に基づき墨田の運営会社に

 猫を適切に管理せず数を増やし病気をまん延させるなどしたとして、東京都は21日、客が猫と触れ合う猫カフェの運営会社「ねこのて」(墨田区、松崎和子社長)に対し、動物愛護管理法に基づき1カ月間の業務停止を命じる行政処分をした。都によると、猫カフェに対する業務停止命令は全国初。

 都によると、同社は2010年から墨田区江東橋2のマンションで営業を始め、15年6月に動物取扱業登録を更新する際、猫の数をカフェに10匹、近くのマンションの一室に15匹と申請した。

 しかし、「猫の状態が良くない」「悪臭がする」といった利用者などからの情報が相次いだため、都は15年7月以降、計22回の立ち入り検査を実施した。同年12月の立ち入り検査では、調理場などを除く約30平方メートルのカフェスペースに62匹の猫がおり、うち44匹が病気にかかっていた。

 都は改善命令などを出したが同社は従わなかったため、業務停止命令を出したという。

 カフェには、マンチカンやスコティッシュフォールドなどペットショップで最高30万〜40万円で販売されている高級猫もいた。【川畑さおり】

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