ウラン密売の疑い 旧ソビエトのジョージアで6人拘束
旧ソビエトのジョージア、かつてのグルジアで、およそ210億円相当の放射性物質のウランを密売しようとしていた疑いで6人が拘束され、放射性物質がテロ組織の手に渡ることへの不安が広がるなか、当局は背後関係を慎重に調べるものとみられます。
ジョージアの治安当局は18日、首都トビリシで、2億ドル(日本円でおよそ210億円)に相当するウラン238を密売しようとしていた疑いでジョージア人とアルメニア人の合わせて6人を拘束したと発表しました。
当局は、容疑者の自宅から、運搬が可能な容器に収納されていたウランを見つけ押収したとしていますが、その量や買い手がいたかどうかなどの情報については明らかにしていません。
国際社会では、ウランなどの放射性物質を通常の火薬でばらまく「汚い爆弾」を使ったテロへの不安が広がっています。ジョージア当局は押収されたウランについて「その量や性質からいって、人命や健康に多大な被害を与えかねないものだった」との認識を示しており、背後関係などについて慎重に捜査を進めるものとみられます。
旧ソビエト諸国では、ソビエト崩壊後、核物質などの管理がずさんになったとされ、ジョージアでは2001年と2007年にも密売人が逮捕されて、核兵器の原料になるプルトニウムと高濃縮ウランが押収されています。
当局は、容疑者の自宅から、運搬が可能な容器に収納されていたウランを見つけ押収したとしていますが、その量や買い手がいたかどうかなどの情報については明らかにしていません。
国際社会では、ウランなどの放射性物質を通常の火薬でばらまく「汚い爆弾」を使ったテロへの不安が広がっています。ジョージア当局は押収されたウランについて「その量や性質からいって、人命や健康に多大な被害を与えかねないものだった」との認識を示しており、背後関係などについて慎重に捜査を進めるものとみられます。
旧ソビエト諸国では、ソビエト崩壊後、核物質などの管理がずさんになったとされ、ジョージアでは2001年と2007年にも密売人が逮捕されて、核兵器の原料になるプルトニウムと高濃縮ウランが押収されています。