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九州新幹線、20日に一部再開

一部区間で運行を再開した熊本市電=熊本市中央区で2016年4月19日正午、三村政司撮影

 熊本地震で損害を受けた交通機関が徐々に復旧してきている。JR九州は19日、全線運休していた九州新幹線が20日朝から新水俣−鹿児島中央間で運転を再開すると発表した。残る博多−新水俣間は、熊本駅近くで14日に脱線した回送列車が止まったままで復旧のメドは立っていない。

     JR九州によると、1日に新水俣−鹿児島中央間で15往復、川内(せんだい)−鹿児島中央間で1往復する。列車は全て各駅停車の「つばめ」(8両編成)で全席自由席(約500席)。最高時速は通常と同じ260キロで運転する。

     九州新幹線の施設は約130カ所で損傷が見つかっているが、熊本県内の新玉名−新八代間に集中していた。19日に再開区間の安全を確認した。

     閉鎖していた熊本空港(熊本県益城町)では19日、羽田などとを結ぶ発着便計25便が運航を始めた。各航空会社は、ターミナルビルを使用しなくても運航は可能などと判断した。

     再開したのは全日空16便、日航の羽田、大阪(伊丹)からの3便など。また、路面電車の熊本市電も19日、田崎橋−神水・市民病院前、上熊本駅前−神水・市民病院前の2区間で再開した。【神崎修一、志村一也】

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