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 熊本地震の被害に対し、台湾で支援の動きが出ている。野党・民進党は16日、義援金100万台湾ドル(約340万円)を寄付すると発表。2月に地震に見舞われた台湾南部・台南の頼清徳市長や高雄の陳菊市長は「震災時に熊本から支援を受けた」として給料1カ月分をそれぞれ寄付するとともに、市として熊本県への義援金受け付けを始めた。

 また、台湾外交部は15日、熊本県に1千万円を寄付すると発表した。馬英九(マーインチウ)総統が安倍晋三首相に見舞いを伝えたという。台湾メディアによると、台北市や基隆市などが要請があれば出動できるよう救援隊派遣の準備を始めた。(台北=鵜飼啓