14日からの一連の地震 熊本で37人死亡

14日からの一連の地震 熊本で37人死亡
熊本県警察本部などによりますと熊本県内では、14日から続く一連の地震で、これまでに37人が亡くなっています。また、16日未明から続く地震のあと2000人以上がけがをするなどして、病院で手当てを受けています。
熊本県内の病院や警察によりますと、14日から15日夜までに益城町と熊本市で合わせて9人の死亡が確認されました。
また、熊本県警察本部などによりますと、16日未明から続く地震で28人の死亡が確認されていて、一連の地震による死者は37人となりました。

熊本県警察本部によりますと、16日の地震で死亡が確認されたのは、いずれも益城町平田の内村宗春さん(83)、西村正敏さん(88)、西村美知子さん(82)、いずれも益城町福原の島崎京子さん(79)、河添由実さん(28)。
益城町赤井の城本千秋さん(68)、益城町上陳の園田久江さん(76)、益城町寺迫の村田恵祐さん(84)、益城町島田の吉永和子さん(82)。
熊本市中央区の高村秀次朗さん(80)、熊本市東区沼山津の矢野悦子さん(95)。
熊本市南区城南町永の椿節雄さん(68)。
嘉島町鯰の田端強さん(67)、冨岡王將さん(84)、嘉島町上六嘉の奥田久幸さん(73)。
西原村鳥子の野田洋子さん(83)、西原村布田の内村政勝さん(77)、西原村宮山の大久保重義さん(83)、西原村小森の加藤カメノさん(90)、西原村小森の加藤ひとみさん(79)。
いずれも南阿蘇村立野の片島信夫さん(69)、高田一美さん(62)。
南阿蘇村河陽の増田フミヨさん(79)。
御船町滝川の持田哲子さん(70)。
福岡県宗像市の福田喜久枝さん(63)は、益城町平田の住宅から見つかりました。
また、八代市松崎町のアパートの火事の現場から女性の遺体が見つかっていて、現在、警察が身元の確認を進めています。
一方、東海大学などによりますと熊本県南阿蘇村で、東海大学の学生が住むアパートなど複数の建物の1階部分が押しつぶされ、いずれも農学部の4年生、脇志朋弥さん(21)と、1年生の清田啓介さん(18)の2人の死亡が確認されました。

また熊本県内の病院によりますとけが人も相次いでいて、熊本市東区の「熊本赤十字病院」では、けがをしたり、体調が悪くなったりして371人が手当てを受け、このうち、33人が重傷だということです。
熊本市南区の「済生会熊本病院」では、250人がけがをし、このうち、106人が重傷だということです。
16日未明から続く地震のあと熊本県内でけがをしたり、体調不良を訴えたりして手当てを受けた人は合わせて2000人以上に上ります。