一人、また一人亡くなるたびに、悲壮感が高まり叙情的になる。
それはヒトが奏でる交響曲であり、協奏曲である。
そしてそれは狂詩曲へと…
ガンダムシリーズではゼータだけが特別に思えてしようがない。
そんな一人一人の物語をみていきたい。
(画像が見辛いのはご了承下さい)
まず序盤でいなくなるのは、
地球連邦軍の士官であり大尉。
カミーユに撃たれ、死の間際自らが悟ったように、自分はオールドタイプであることを確信して散って逝った。
宇宙世紀、オールドタイプの中では屈指の優秀なパイロットである。
ジェリドと良い仲になりそうだったが、惜しくもガルバルディβで命を亡くした。
ぼくはライラ大尉みたいなツンデレ美人姉さん、大好きです❤️笑
好みのタイプです。ウフフ💕
初対面でライラとジェリドは、
ライラ「出戻りのジェリド中尉って言ったら有名だからな」と言う。
ブリーフィングルームを出たジェリドは、ライラに殴り掛かり突っかかる。
だが、ライラには腕でも口でも叶わず、「教えてくれ!俺は奴を倒したいんだ!メンツを捨てて勉強しなくちゃなんないんだ!」とライラに懇願する。
ジェリドが本気だと感じたライラは、
「この作戦ボスニアから発進させな、教えてあげる…」
そして、何故か師匠と弟子の関係になる(笑)。
ジェリドはこの後も女性パイロットと関わり合いがある。
カミーユもまた同じ。
この二人は多分女たらしの部分だけは似ていて面白い笑。
ライラ「モビルスーツの装甲越しに殺気を感じられなければ一流にはなれない」
無茶に聞こえるが、それがライラの戦い方である。
ジェリドはそんなライラの乗るガルバルディβの戦い方を見て、
「敵の殺気を感じてる!?」
「敵の火線が怖くない?!」
と、少しずつ宇宙での戦い方を覚えていく。
戦闘を終えた2人はジャマイカンのところへ行く。
ジャマイカンはジェリドの戦いを見て、
「ティターンズとは名ばかり。むしろライラ隊のほうが良い働きをしている。」
と説教される。
それを聞いたライラはジャマイカンに一言もの申す。
「少佐、自分は以前のホワイトベースを知りませんがあのアーガマは、あのホワイトベースのように見えるのです。アーガマの懐は開いているように見えて近寄ると厚い。殊にガンダムMkⅡ は無手勝流に見えても、ぶつかってみるとその抵抗力は圧倒的に感じるのです。彼らはニュータイプかも…」
それはジャマイカンに一括される。
「バカを言うな!そんな者はおらん!
ニュータイプなどビデオ屋の創造物だ」と。
その後ゼータで数少ないセクシーシーンを見せてくれるライラ。
部屋に勝手に訪れたジェリドに、
またライラはお説教をする。
男気は強くてもやはり女性。
ゼータで登場する女性キャラクターで地味に、かなり美人系でセクシーショットなライラ大尉。
だから相手がカミーユとはいえ、
あっと言う間にいなくなったのは、ぼくとしてはとても悲しい。
ブレックス准将はエマ中尉に毒ガスG3で壊滅したサイド2の30バンチを見せることにした。
ライラはジャマイカンにアーガマ追撃の許可を得る。
だが勝手な行動を慎むよう、釘を刺す。
ジャマイカン「大尉は戦争を好むタイプと聞いたぞ」
ライラ「それは少佐の偏見です!」
:
:
ジェリド「ライラ大尉なんで?!…」
ライラ「ああいう男は好きじゃないってわからせてやりたかったのさ、あんたに」
ジェリド「ライラ、今度会ったらゆっくり酒でも飲まないか?」
ライラ「考えてもいい」
ジェリド「ありがとう」
ライラ「いい男になってくれれば、もたれ掛かって酒が飲める、それはいいものさ…いい男になれる素質はあるんだよ、あんたには」
ここでのジェリドの女たらし能力が発揮される注目シーンである。
ライラ「いい男になれる素質はあるんだよ、あんたには」
ライラは多分ジェリドを好きになってた。
でもカミーユ笑。
30バンチ事件を知らないエマは実際のコロニーの惨状を見て、バスクのやり方の非道さ感じた。
クワトロ「手に血が付かない人殺しでは痛みは分からんのだ」
クワトロは落ち着き放った言葉で言う。
ライラは偵察を提案する。
艦長「アレキサンドリアを待ったほうがいいのでは?」
ライラ「どうせならジャマイカン少佐に戦況報告を出来たほうがいいだろ」
艦長「基地があるかどうか確認するだけだ、いいな」
ライラ達はコロニー内に入り散策する、そしてカミーユと出会う。
ミイラがカミーユにぶつかりそうになる。
ライラ「危ない!」
ライラ「そこのパイロットスーツ!エゥーゴの者か!まだ子供じゃないか?なんでパイロットスーツを着ている!」
カミーユ「なんでって、こうなってしまったから…」
クワトロとエマが来る。
ライラ「声を出すと殺す」
ライラ「ティターンズなものか!」
カミーユ「あなた、もしかしたら…」
エマらクワトロの話しに納得出来ないと食い下がる。
クワトロ「地球連邦の人々は宇宙という新しい環境を手に入れて、そこに適用していこうとする人間を恐れたのだ」
エマ「ニュータイプになるから?」
エマ「それだけのことに人を殺せるのですか?」
クワトロ「殺せるさ、ちょっとした借金の為に人を殺すより、よっぽど理性的な行為と言える」
このクワトロの話しにライラは噛み付く。
多分ライラは聞いていて、多分心が揺さぶられたのだろう。
ライラはクワトロの言ったことに我を忘れ取り乱す。
カミーユ「あの人…僕の感が当たった!出来る人だ!」
カミーユはライラと。
クワトロはアポリー中尉のリックディアスを借り、出撃した。
ライラは明らかにカミーユ達に引き込まれていた。
カミーユの動きを見て、
ライラ「あの生意気な口を聞いた士官が乗っているというのか?この声?さっきの子供の方か!」
カミーユ「ライラ大尉、あなただってさっきのクワトロ大尉の言うことを聞いたでしょ!」
ライラ「何を御託を並べてー!あんな子供に!あんな子供に負けてたまるものか」
カミーユ「抵抗するなら撃ちますよー!」
ライラ「こいつ、やはりニュータイプだ!あんな子供に!あんな子供などに!私は正規のパイロットだ、あんな子供に負けられない!」
カミーユ「大尉!あなたは逆上し過ぎている!」
ジャマイカンは勝手に始めた戦いだ、と援軍は出さなかった。
カミーユの放ったビームはライラのガルバルディβを貫き、ライラを消した。
そんなジェリドはデッキで涙し、傍観するしかなかった。
「私がジャマイカンにいった通りだ。ジェリド、油断するな、奴は只者じゃない!そうか…私が今あの子のことを只者じゃないと言った…この分かり方が無意識のうちに反感になる、これがオールドタイプということなのか…」
ライラ「ジェリド!…いい男ならね…」
ジェリド「おい!何を言おうとしたんだ!大尉!」
ジェリドはカミーユへの憎しみを募らせた。
この死に方は結構グサッときた。
最終回で一番初めにライラが出てきた。
ライラ「パワーがダンチなんだよ、その時はどうする?」と。
出てきたのには、理由があるはずだ。
ただ女たらしでもジェリドはカミーユに負けていたのははっきりと分かる(笑)。
永遠なれ……