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 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)が、地域政党「減税日本」の河村たかし代表(名古屋市長)に対し、それぞれが相手の党の幹部に就任するよう提案したことがわかった。今夏の参院選愛知選挙区(改選数4)に擁立する候補者を一本化し、両党で「公認」する考えも説明。河村氏は「よく検討する」と即答を避けたという。

 関係者によると、松井氏は15日、京都市内で河村氏と会談。「国政はおおさか維新、地方自治は減税日本という並列な関係を作りたい」と訴えた。狙いは、事実上の合流とみられる。

 公職選挙法は、一人の候補者は選管に一つの所属党派証明書しか提出できないと定めている。減税はすでに参院選愛知選挙区で女性立候補予定者(51)の擁立を決定。河村氏は16日、「両党公認」について記者団に「名古屋城の名前が、大阪城になってもらってはいかん」と述べ、国政選挙を、おおさか維新の名で戦うことへの抵抗感を示した。

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