メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

気象庁課長 観測史上、例がない事象を示唆

熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象に

 気象庁の青木元(げん)地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象について「広域的に続けて起きるようなことは思い浮かばない」と述べ、観測史上、例がない事象である可能性を示唆。「今後の(地震)活動の推移は、少し分からないことがある」と戸惑いを見せた。

 また、14日の最大震度7の地震を「前震」と捉えられなかったことについて、「ある地震が発生した時に、さらに大きな地震が発生するかどうかを予測するのは、一般的に困難だ」と述べた。

 熊本地方などを含む九州北部一帯は低気圧や前線の影響で、早い所で16日夕方ごろから雨が降り始め、16日夜から17日明け方にかけては広い範囲で大雨が予想されている。青木課長は「揺れが強かった地域は土砂災害の危険が高い。さらに雨で(地盤が)弱くなっている可能性があるので注意をしてほしい」と呼びかけた。【円谷美晶】

あわせて読みたい

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 熊本地震 知事「現場分かってない」…「屋内避難」に反発
  2. 熊本地震 本震に「とにかく落ち着け」響く県庁職員の怒声
  3. 熊本地震 LINE通話無料で見解「考慮十分でなかった」
  4. 熊本地震 熊本、阿蘇、大分…3つ別々の地震が同時に発生
  5. 熊本地震 未明に本震 新たに17人死亡、死者26人に

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]