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最終更新:2016年4月16日(土) 9時49分

「熊本から大分にかけた北東方向で地震活発化」

 気象庁は、きょう午前1時25分に本震とみられるM7.3の地震が発生して以降、「地震活動が熊本県から大分県にかけた北東方向で活発化している」として、広い範囲での警戒を呼びかけています。

 気象庁によりますと、最大震度7を観測した14日夜の地震以降、きょう午前7時までの間に体に揺れを感じる地震は213回起きています。

 きょう午前1時25分に熊本で震度6強を観測した地震は、地震の規模を示すマグニチュードが7.3で、おとといの地震よりも大きく、「本震」とみられます。その後、午前3時55分に熊本県の阿蘇地方で震度6強の地震が、午前7時11分には大分県中部で震度5弱の地震が起きています。気象庁は、この2つの地震について「熊本の地震とは別個の地震活動」との見方を示しました。

 気象庁は、「ある断層の上で起きた地震が他の断層に影響を及ぼすことはあるが、今回のように現象が表面化したということは記憶にない」と話しています。

 現在、熊本県と大分県の県境近く、北東側の領域で地震活動が活発化していて、気象庁は広い範囲での警戒を呼びかけています。(16日09:12)

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