10ヶ月もの間、お腹の中にいた赤ちゃん。
出産の日を楽しみに待ち望み続ける日々は、本当に幸せな期間ですよね。
しかし、お腹はどんどん大きくなり、死に物狂いで出産した後は、休む間もなく赤ちゃんのお世話がスタートします。
初めうちは周りの手を借りたりしながら、なんとか乗り切り過ごせますが、数ヶ月も経つと赤ちゃんのお世話が日常になります。
そんな時、新生児の頃のまま夜赤ちゃんがずっと眠らないと、赤ちゃんもママも寝不足になってしまいますよね。
今回は赤ちゃんが夜眠れるために出来る重要なポイントをご紹介します。
朝・昼・晩、それぞれの時間帯らしい過ごし方をする
「赤ちゃんは昼夜関係ないから」という人もいますが、本当にそうでしょうか?
生まれたばかりの新生児の頃はそうですが、1ヶ月が過ぎる頃から赤ちゃんは本能的に、朝昼夜の感覚を掴もうとし始めます。
ママやパパはその感覚を持たせてあげるお手伝いをしてあげる事が、赤ちゃんが夜眠れるためのポイントの一つです。
例えば、
- 朝:カーテンを開けて部屋に光を入れて、湿らせた温かいガーゼで優しく赤ちゃんの顔を拭いてあげる。余裕があれば、着替えさせてあげる。
- 昼:毎日同じくらいの時間にお散歩に連れ出し、外気を浴びさせ外の音を聞かせてあげる。
- 夜:夕方以降は少し照明を落として静かにすごし、お風呂上りにベビーマッサージをしてあげる。
この様にルーティーンを決めてあげると、赤ちゃんは「起きたら顔を拭いてもらえる」、「夜寝る前はいつもマッサージをしてくれる」というような感じで、朝と夜の区別が少しずつついてきます。
そうすると、必然的に夜眠る時間もだんだん長くなっていきますよ。
夜の過ごし方を特に気を付ける
夜遅くパパが帰ってきて、赤ちゃんと遊びたいパパは高めのテンションで赤ちゃんに話しかけたりしていませんか?
そうしてしまうと、赤ちゃんも喜んで興奮してしまい、寝そびれてしまうことがよくあります。
赤ちゃんとのスキンシップやコミュニケーションはとても大切な事ですが、赤ちゃんも夕方以降は1日の疲れが出てきてご機嫌ナナメになることがあります。
そんな赤ちゃんをあやそうとすると、ますます寝そびれてしまい、1日のルーティーンが乱れてしまうので、睡眠のリズムも当然乱れます。
パパには、早く帰宅した日やお休みの日にたっぷり可愛がってもらって、平日の夜はなるべく静かに過ごして、赤ちゃんの入眠のお手伝いに徹してあげましょう。
特に、赤ちゃんが寝ている空間とパパママの過ごす空間が同じ場合は、赤ちゃんが「夜は眠る事」を覚えるまでの少しの期間、夜遅くまでTVをつけていたり、ゲームをしたり、夜音楽を流す事は我慢してもらうべきでしょう。
ミルクを上手く利用する
昔、粉ミルクが出てきた当初は、粉ミルクを赤ちゃんにあげる事に積極的なママさんが多かったそうです。
時代が変わっていく中で、育児方法や育児に対する考え方も変化し、最近の日本ではまた母乳育児が推奨されています。
育児書などを読んでみても、「ママは母乳育児をがんばって!」というような風潮があります。
もちろん、溢れるほど母乳が出ていて、自分の食事も栄養満点だから母乳が一番!という人は母乳での育児がベストでしょう。
しかし、そうではない場合は市販のミルクを赤ちゃんに飲ませてあげる事で、赤ちゃんは腹持ちがとても良くなるので、お腹がすいて目が覚めてしまうことが少なくなります。
大人でもお腹がすいていたらなかなか眠りにつけないことがありますよね?
赤ちゃんも同じです。
特に、母乳は赤ちゃんがどれくらい飲んだか分かりませんが、ミルクの場合は哺乳瓶でその時期にあった適正な量のミルクを与えてあげれば何の問題もありません。
多くのメーカーから、母乳と同じくらい栄養たっぷりのミルクが出ています。
上手にミルクを利用して、赤ちゃんが長く眠れるようにしてあげる事で、ママにも余裕が出るので赤ちゃんのお世話がもっと楽しくなりますよ。

