【世界遺産】日本最古の本殿「宇治上神社」について
神社建築では日本で現存している最古のものと言われている「宇治上神社」は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
近くにあるもう1つの世界遺産「平等院」に目がいきがちですが、そこから徒歩で10分程の場所にあるので「宇治上神社」にも立ち寄ってみて下さい。
目次
宇治上神社について
JR宇治駅から徒歩15分程、京阪宇治駅から徒歩10分程の場所にあり、本殿は平安時代後期に建てられた、日本最古の神社建築です。
また、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇が祀られています。
境内は狭く、本殿(国宝)・拝殿(国宝)・春日社(重要文化財)などがあります。
平等院と近い場所にありますが、訪れる人が少なく「穴場」スポットの1つですね。
「世界一狭い世界遺産」と言われているとか…それくらいの広さです。
宇治上神社拝殿(国宝)
拝殿は鎌倉時代前期の建立で、寝殿造の遺構といわれてます。
縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた独特の特徴的が特徴です。
清め砂
立砂で有名な上賀茂神社は、神の依代ですが、こちらは「清め砂」です。
毎年9月1日に氏子によって奉納され、境内の清めの砂として1年間盛られ続け、その後はお正月やお祭りの時に境内にまき散らし、境内を清めるのだそうです。
拝殿横の授与所では、自宅用の清め砂も販売されています。
桐原水
拝殿右横には、宇治七名水の一つ、桐原水が汲める井戸があります。
ただし、六名水が枯れてしまった現在、残っている唯一のものです。
これは神社にお参りするときに手を洗い清めるための水であるので、飲料水には適さないです。
宇治神社本殿(国宝)
覆屋の中に、さらに内殿が3社あるのですが、それも含めて全体が本殿です。
祀られている神様は、左側から仁徳天皇、応神天皇、菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)で、鎌倉時代後期に建立され重要文化財に指定されていいます。
中に入ることはできませんが、格子障壁を通して拝観することができます。
最後に
所要時間は「世界一狭い世界遺産」と言われているだけあって時間は全然かかりません。
15分程かと思います。
本殿の隣にある岩神さん
願い込めて岩神さんの上に小石をのせ、落ちなければ願いが叶うそうなので行った際は、こちらも是非やってみて下さい。
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この記事に関するキュレーター
- 著者:Miyagawa/30代前半/男性
- 京都出身・在住 国内旅行回数:年10回程度
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