モディリアーニの不明絵画 パナマ文書から突き止め押収
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租税回避地、いわゆるタックスヘイブンとされる国の1つ、パナマの法律事務所から文書が流出した問題で、スイスの検察当局は文書を基に、行方が分からなくなっていたイタリアの画家モディリアーニの作品の在りかを突き止めて押収し、作品を巡る不透明な資金の流れについて解明を進めています。
この問題は、タックスヘイブンとされる国の1つ、パナマの法律事務所の文書が流出し、各国の首脳などがパナマの企業を通じて金融取り引きを行っていたことが明らかになったものです。
スイスのメディアなどによりますと、スイスの検察当局は先週、文書から、この法律事務所が設立した企業のオーナーがイタリアの画家モディリアーニの作品を実質的に所有し、ジュネーブの倉庫に保管していることを突き止めて押収したということです。
押収された作品は少なくとも2500万ドル(およそ27億円)の価値があるとみられ、1996年にロンドンで競売にかけられて落札されましたが、その後、所有者や行方が分からなくなっていました。
検察当局は、美術品を巡る不透明な資金の流れの解明を進めています。
スイスのメディアなどによりますと、スイスの検察当局は先週、文書から、この法律事務所が設立した企業のオーナーがイタリアの画家モディリアーニの作品を実質的に所有し、ジュネーブの倉庫に保管していることを突き止めて押収したということです。
押収された作品は少なくとも2500万ドル(およそ27億円)の価値があるとみられ、1996年にロンドンで競売にかけられて落札されましたが、その後、所有者や行方が分からなくなっていました。
検察当局は、美術品を巡る不透明な資金の流れの解明を進めています。