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父の海自1尉に禁錮4年6月の実刑

4人が死亡した火災現場で実況見分する捜査関係者ら=大分県杵築市で2015年7月7日、比嘉洋撮影

大分地裁判決 重過失失火と重過失致死傷罪に問われ

 昨年7月に大分県杵築市の民家が全焼し、子供4人が焼死するなどした火災で、重過失失火と重過失致死傷の両罪に問われた父親で海上自衛隊1尉(起訴休職中)の末棟(すえむね)憲一郎被告(41)=広島県江田島市=に対し、大分地裁(今泉裕登(ひろと)裁判長)は11日、禁錮4年6月(求刑・禁錮5年)の実刑判決を言い渡した。

 起訴状によると、昨年7月5日夜、杵築市の自宅から単身赴任先の江田島市へ戻ろうとした際、妻(43)=当時=が見送らなかったことに立腹。玄関に灯油をまいてライターに点火したところ灯油に引火し、当時5〜14歳だった自身の子供4人を焼死させ、当時3歳の三女に全身やけどの重傷を負わせたとされる。

 検察側は、放火の意図を十分立証できないとして現住建造物等放火罪(最高刑死刑)での起訴を見送り、重過失致死傷など2罪で起訴した。弁護側は、被告が前任地の小月(おづき)航空基地(山口県下関市)でパワハラを受け、強いストレスを抱えていたことを強調して、刑を軽くするよう求めていた。【安部志帆子】

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