はじめに断っておきますが、この本の内容は本当にすばらしく的を得ている内容でした。読んでよかったです。
では、なぜこの本が時代錯誤なのかということです。
この名著は1936年に書かれているため、現代では非常にわかりにくいところも多い。
翻訳本の欠点
地名・人名が日本では馴染みがないため、状況などが理解しにくい点がある。たとえばこんな感じだ。
ペンシルバニア州ノース・ウォーレンのジョージ・ダイクは、新しいハイウェイができるので、30年間経営していたガソリンスタンドが立ち退きになり、それを機に引退した。
ミズリー州レイタウンの獣医、スティーブン・スプラウル博士の話だが、ある春の日、診療所の待合室には、予防注射のためにペットを連れてきた人たちが詰めかけていた。皆、黙りこくっている。
地名や人名を読んでもイマイチ想像できない部分があります。これは本が書かれた時代に関わらず、翻訳本の欠点だと思います。
D・カーネギー『人を動かす』
D・カーネギー『道は開ける』
そんな欠点を補うために、話の内容を現代に置き換え、内容もわかりやすく作られたのがマンガ版です。これは非常に分かりやすい内容になっています。
新入社員に『人を動かす』をプレゼントしている会社がある。しかし、本を返すという返すという社員が現れた・・・
父親から引き継いだ小さなスーパーを営むオーナーが奮闘する内容。
広告代理店でリーダー職として働く女性、頑張り屋でけどまじめで落ち込みやすい性格の彼女が、『道が開ける』を読んで成長していく様子をマンガで描いている。
どのマンガもD・カーネギーの思考がしっかりと練りこまれた内容です。
時代や国が変わっても法則が変わらないということは、D・カーネギーが唱えた原則は不変のものだということですね。
D・カーネギーが見た日本の素晴らしさとは?
ディール・カーネギーが日本に来て
こちらもD・カーネギーのマインドをわかりやすくシンプルに解説しています。文字が好きな人はマンガ版よりこちらをオススメします。
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