大手企業 来春の採用計画も高水準 人手不足背景に
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来年の春に卒業する大学生や高校生などを対象にした大手企業の採用計画は、業績が好調な自動車メーカーでリーマンショック以降、最も多くなるなど、人手不足を背景に企業側の採用意欲は強く、比較的高い水準が続いています。
このうち、海外での販売が伸び業績が好調な自動車メーカーではトヨタ自動車が2680人、日産自動車が810人と、リーマンショック以降では最も多い計画となっているほか、ホンダも1000人と、ことしより増やす計画です。各社とも海外生産を強化し、エコカーなどの開発競争が激しくなるなか、生産現場や技術開発を担う人材を確保したいとしています。
また、大手電機メーカーでは経営の立て直しを進めている東芝が採用を見送り、シャープも未定としていますが、パナソニックが800人、日立製作所が650人で、ことし並みの採用を予定しています。
さらに流通大手ではイオンが3000人、セブン&アイが1300人などと、おおむね、ことし並みかいくぶん増やす計画です。
一方、大手銀行は、みずほフィナンシャルグループが1880人、三井住友銀行が1450人、三菱東京UFJ銀行が1250人と、いずれもことしより減らすものの、引き続き、高い水準を維持するとしています。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は「ここ数年については予定人数を確保できないままに採用活動を終えている企業も少なくなく、引き続き企業の採用意欲は強い。ただ、質を下げてまで数を採りに行く企業は極めて限定的で、量も質も追いかける企業が多い」と話しています。
また、大手電機メーカーでは経営の立て直しを進めている東芝が採用を見送り、シャープも未定としていますが、パナソニックが800人、日立製作所が650人で、ことし並みの採用を予定しています。
さらに流通大手ではイオンが3000人、セブン&アイが1300人などと、おおむね、ことし並みかいくぶん増やす計画です。
一方、大手銀行は、みずほフィナンシャルグループが1880人、三井住友銀行が1450人、三菱東京UFJ銀行が1250人と、いずれもことしより減らすものの、引き続き、高い水準を維持するとしています。
リクルートキャリア就職みらい研究所の岡崎仁美所長は「ここ数年については予定人数を確保できないままに採用活動を終えている企業も少なくなく、引き続き企業の採用意欲は強い。ただ、質を下げてまで数を採りに行く企業は極めて限定的で、量も質も追いかける企業が多い」と話しています。