子供は無邪気な発想をよくするなと思う。
さっきも5歳くらいの男の子(もちろん日本人)が厚切りジェイソンのあの咆哮するときのポーズを真似しながら
30羽くらいいる鳩の群れに向かって
「Why…!?Japanese people…?!」と全力でぶちギレててちょっと笑ってしまった(鳩は一匹残らず飛び去って行った)。
子供というのはなんて自由でイノセントな威嚇をしやがるのだろうかと唸らせられてしまう。
このホワイ!?ジャパニーズピーポー!?には突っ込みどころが3つくらいあると思うけど、一番おかしかったのは鳩のどの辺りにジャパニーズピーポーを感じたのかわからなさ過ぎるところだった。見習いたい。大人になった僕にはこんな発想絶対に思い付けないないからだ。(大学生が同じことしてたら糞つまんね~とおもうかもしれないケドね汗)
子供。小学生。自分よりも下の世代。
決してこれは自惚れてるわけではないんだけど、
いつも一回りくらい歳が離れている人間を見るたびに架空のキャラクターに思えて仕方がないと言うか
自分よりも後世のひとたちが存在していることにピンとこないというか
僕の人生にとって彼らはある種のオマケキャラにしか思えないんだけど
逆に彼らから見たらぼくのほうこそが人生のオマケキャラなのかなと思うといつも不思議な感覚に襲われてしまう。彼らもぼくもどっちもそれぞれの人生で主人公かもしれないし、どっちも誰かの人生にとっての脇役なのかもしれないし、もっと言えば主人公も脇役もこの世には何一つ存在してないのかもしれないな、という風に考えさせられてしまう。
以前初めて将棋教室に足を運んだことがあったんだけど、
教室全員が小学生まみれで、完全に20代後半の無精髭を蓄えた男である俺は浮いてしまったんだけど、
中には物怖じせずとてもなついてくれる子供もいて
俺の髭を見ながら目をキラキラさせて
「…もしかして大人!?…もしかして大人!?」とやっと長年の夢だったこれまで図鑑でしか見たことないような¨大人¨というレアな存在に出逢えたみたいなリアクションをされてしまい、おいおい¨もしかして大人!?¨っていう質問ちょっと可愛すぎだろと思いつつ「…うん!そうだね。おれは¨たぶん大人¨だと思うよ」と何気なく答えてあげると一気にその子の顔つきが曇って「…ふーん、たぶんなんだ」と、どうやら¨たぶん大人¨という名の地雷を踏んじゃったらしく一瞬で子供の長年の夢を裏切ってしまったことがある。(¨たぶん大人¨だなんていう中途半端な存在に生まれてきてごめんなさい。)
子供の相手は本当に難しい。
子供というのはやたら大人に認められたい願望もあるらしく、
そこにいた将棋教室のこどものうちの一人がぶしつけに「おれはこのあいだ大会で準優勝した」と真顔で武勇伝を語ってきたので
…お、これは褒めて伸ばしてあげなきゃなと思って驚いた風のリアクションで「…マジで?!県大会とか!?」って言ったら
「5人くらいの小さな大会」
って冷静に訂正されちゃって
「…お、おぅ…」とやっちまったみたいな空気を醸し出してしまったこともある。(少年にとっては5人中2位になっただけでも準優勝は準優勝なのだから申し訳ない)
将棋教室では結局僕は一通り5局くらい指したんだけど、
いやあなんというか緊張感が半端なくて
あまりにも神経が磨り減ってしまった(真剣勝負は子供にも負けたくない)ので一旦外に出て夕日でも眺めてたんだけど、
今度は小学四年生くらいのこが隣にくっついてきて
「…おつかれですね。そりゃ疲れますよ。ぼくだってはじめてきたときは緊張しましたからね。無理ないと思いますよ」
などとアナタの気持ちわかりますよ的にめちゃくちゃ大人な労(ねぎら)い方をされてしまいお前何年生なんだよ。というかそんな優しくされたら惚れてしまうだろうが、と
疲れてるときにさりげなく大人な優しさを浴びるとこんなにも、嬉しいのかと
女性が優しい大人の男性を、好きになる理由を
身をもってしってしまった
この子は将来モテるだろうなとおもった(顔もけっこう可愛らしい顔をしていた)
小学生
場面は大きく変わってこれは今でもなぜ違和感を覚えるのか伝えづらいのだけれども
このあいだ街中でめちゃくちゃ短いスカートを穿いた女子高生がいたので「…ほう。なるほど。めちゃくちゃ短いスカートを穿いた女子高生がいるな」などと博士みたいな顔でうむうむと一人頷いてたんだけど、
その脇から歩いてきたゲーセン帰りらしき5人くらいの男の子たちもその女子高生に
気づいたらしく、ピンとした顔をしたあと円陣みたいに輪になって
…めっちゃ短い!めっちゃ短い!と小声で作戦会議をし始めて
あ、
小学生でもこういうの興味あるんだなとぼんやりしてたら
そのなかの一人の子が
jkたまんね~
とか
言い出してちょっと耳を疑ってしまった
…え?「jkたまんね~」…?
これに対してそこまで違和感を覚えない人もいるかもしれないけど、僕は正直おいおいおいと思ってしまった
なんというかもちろん
単純に頭のはげたエロオヤジみたいなことを言うんだなというギャップもあるんだけど、ぼくにとってはそっちよりも
え?小学生って女子高生のことjkって略してよかったっけ?みたいな
なんというか
自分よりも遥か年上の女子高生をjkと略称で呼んでいることのほうに違和感を覚えてしまったのだ
…え?そこ略すの?だってきみら年下でしょ?
…うん
もちろん略すことにルールなんてないけど、無意識にぼくのなかでは年下が年上を略すのは言語道断だみたいな刷り込みがあったというか。
例えばおれがラーメン屋の大将(50歳くらい)を
jkになぞらってRTとかって略して「RTたまんね~」とか言っちゃったらめちゃくちゃ変じゃない?
というか怒られるよね?ラーメン屋の大将をRTだよ?。気安く略してきやがって。とか。そこは頑固なラーメン屋の大将じゃなくても怒るはずだと思う。年下の癖にひとを2文字扱いしやがって。誰がRTじゃ!ラーメンにゴキブリ混ぜてTwitterで拡散されたろか!みたいに絶対になってしまうと思う。
だから小学生が自分よりも年上の女子高生を、jkと、略すのも気持ち的には咎めたかったんだけど
いざ
え?なんで略したらだめなの?だって呼びやすいし本人に言ってるわけではないじゃん
と逆に聞かれたらたしかに答えに困窮するなと思ってしまう。
この件に関しては俺がおかしいのだろうかと小一時間悩んでしまったくらいだ。でも小学生はできるだけ女子高生を略さないでほしいし、欲情するなら同級生くらいで我慢してほしいなとは思っている。jkたまんね~は君たちにはまだ早い。
子供、小学生。子供。
子供と遊ぶのが苦手な人ほど気遣いができる人らしい。
逆に子供と遊ぶのが苦じゃない人は実は精神年齢も幼いのだとテレビでやっていた。
上地雄輔は子供と遊ぶのが苦じゃないらしいが、まさに、それが典型例らしい。
たしかにそうかもしれない。
子供というのは不規則なリズムで予想外のアクションを起こすので
普通に気遣いができるひとは神経がへとへとになってしまうらしい。
逆に目線が同じになれる精神年齢の幼いひとほど子供と遊んでも疲れにくいとかなんとか言っていたような気がする。ホンマでっかTVだったような。間違ってたらごめんなさい。
まあだから何なんだよという話ですが
子供というのは大人の想像をたくさん超えてくるなと今日も実感できました。
発想
全然関係ないけどさっきコンビニに行ったらめちゃくちゃ微妙な発想が浮かんじゃったんだけど一応聞いてほしい
壁に張り付けてあったお札に食品衛生責任者とかいう立場の人の名前が書いてあってその人の名前が
○○佳代
みたいな
責任者は○○かよ!食品衛生責任者にあるまじき名前だな
みたいに正直微妙なことを思い付いてしまったんだけど。うん。
こういう発想って上手いこと言いたがりなときの千原ジュニアさんが言いそうだなと思って
なんとなく自分で自分の発想に苦笑いしてしまった
鳩に「ホワイ!?ジャパニーズピーポー!?」
と純粋無垢に威嚇する少年に比べたら
大人の発想なんてあざといものなのかもしれません
いや、ジュニアさん批判ではありませんし、
週刊SPA!のジュニアさんの連載は普通に面白いのでそれはオススメです
ジュニアさんファンの人はちょっとdisってしまい申し訳ありませんでした。
そういやジュニアさんも
「J(じぇい)」って略されてるけど
年下の俺に「J(じぇい)」って略されたらキレるかもしれない
年上の人のことを気安く略さなくなることが大人になった証ということかもしれません
ではまた来週。。。