どうにも残念な人を最近よく見かける。
自分の心がすさんでいるのか、自己評価が不当に上がっているのか。はたまた本当に日本に残念な人が増えているのか。原因はわからない。
最近見かけた残念な人
「うす」しか言えないコンビニ店員
レジで会計をすると無言で「ピッピッ」と商品を読み込んで、おつりを渡すときに「うす」。
いや、残念すぎるだろ君!日本人の名字だから日本語に不自由ないだろうに。このコンビニの採用基準はどうなってるんだ?ゆるゆるにもほどがある。
終わらせることしか考えてない人
「うす」のコンビニ店員もそうなのかな?仕事を終わらせることしか考えてない。
いや、もうちょっと気ぃ入れてやってくれ!「客をテーブルに通す」「水を出す」「会計をする」といった一つひとつの仕事をあからさまに消化することしか考えてないレストランの店員、それバレてますよ。そして不快ですよ。
会議で発言しない人
じっと座ったまま何も口にせず、そのまま会議が終わって出て行く。
いや、いる価値ないよあなた!情報共有なら書類でもいいんだし、あなたがしゃべらないことで負のオーラも出てくるから、むしろマイナス価値。
【佐藤可士和の打ち合わせ】え!まだ御社ではダメ会議やってるんですか? - 引用書店
ぶっつけ本番に美学を感じている人
「自分の真の実力でぶつかる」とか言って、途中で準備を放棄する。
いや、あなたの真の実力なんて誰も知りたくないから!仕事でも勉強でもスポーツでも、出さないかもしれない引き出しを用意して万全の準備をしないと。真の実力なんてどうでもいいから、努力で塗り固めた姿を見せてくれ。仕事とかチーム戦なら周りに迷惑かけるだけ。
シャツが後ろから出てる人
身なりに気をつかっている感じなのに、後ろを向くとスーツのシャツが出てる。
いや、それはオレ!胴が長いのか?よくわからないけど、なぜかシャツが出る。他の人と何が違うというのだ。対策を教えてほしい。
残念な人は、なぜ残念か?
残念な人は「塗り絵」ができない
残念な人は、目先の仕事に時間と労力を使い、自分なりに一生懸命やっても結局収集がつかなくなる。
「塗り絵」のコツは、まずはきちんと「枠」を描くこと。枠を描いてから中を塗りつぶせば、はみ出すことはほぼない。大人からしたら何てことないコツだが、子供はいくら言ってもなかなかこれができない。
残念な人は、この子供と同じだ。塗り絵でいう「枠」を描くこと、つまり自分がやる仕事の「勘所」がわかっていない。
先述のコンビニ店員も、きっと「コンビニ店員の常識」という勘所がわかってないのだ。わかってない人には教えて、覚えてもらうしかない。
わかっている人は、「なんでこんなこともわからないんだ!」と怒りと諦めで終わらずに、ちゃんと言って直してあげたらどうだろう?
こうした「残念な人」矯正活動が全国規模で進めば、日本中の残念な人が徐々に減ってくるかもしれない。僕もうまくタイミングを見つけて言ってあげようと思う。
これを読んでいるあなたにも期待したい。