世界の糖尿病患者4億人超 30年余で4倍
WHO=世界保健機関は、世界の糖尿病の現状などに関する報告書を発表し、18歳以上の糖尿病患者の数が、この30年余りで4倍の4億2000万人に達し、特に所得の低い国々で急増していることを明らかにしました。
スイスのジュネーブに本部を置くWHOは6日、世界の糖尿病の現状や対策を取りまとめた報告書を発表しました。
それによりますと、18歳以上の糖尿病患者の数は2014年時点で4億2200万人に上り、1980年の1億800万人と比べてほぼ4倍に達しています。さらに、18歳以上の人口に占める患者の割合も1980年の4.7%から2014年には8.5%に増え、特にアフリカや中東などの低所得や中所得の国々で増加のペースが早くなっているとしています。
その理由についてWHOは、経済成長に伴う肥満の増加などが背景にあると分析していて、2012年の時点で、糖尿病で死亡した人は150万人、さらに高い血糖値が原因で220万人が死亡したと指摘しています。WHOは、糖尿病を患うことで心臓発作や腎不全のほか、失明などにつながるおそれもあるとして、各国に対し、適切な運動や食事といった肥満防止対策や、血糖値を下げるインスリンの普及などを国を挙げて進めるよう求めています。
それによりますと、18歳以上の糖尿病患者の数は2014年時点で4億2200万人に上り、1980年の1億800万人と比べてほぼ4倍に達しています。さらに、18歳以上の人口に占める患者の割合も1980年の4.7%から2014年には8.5%に増え、特にアフリカや中東などの低所得や中所得の国々で増加のペースが早くなっているとしています。
その理由についてWHOは、経済成長に伴う肥満の増加などが背景にあると分析していて、2012年の時点で、糖尿病で死亡した人は150万人、さらに高い血糖値が原因で220万人が死亡したと指摘しています。WHOは、糖尿病を患うことで心臓発作や腎不全のほか、失明などにつながるおそれもあるとして、各国に対し、適切な運動や食事といった肥満防止対策や、血糖値を下げるインスリンの普及などを国を挙げて進めるよう求めています。