今週は嘘喰いが休載で、悲しみに暮れてるので、気分を変えて、個人的に『嘘喰い好きに読んで欲しい (ほぼ)ビジネス本 10選』を紹介します。
嘘喰い好きの人は楽しめると思いますし、逆に嘘喰い読んでない人で、ここに紹介する本を好きな人がいたら、是非嘘喰い読んでほしいです。絶対楽しめるので。
※注意※
嘘喰いが面白過ぎて、他の漫画は全部売ってしまったので、今回紹介する中に漫画はありません。
①『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』 - 梅原大吾
プロゲーマーのウメハラこと梅原大吾さんの、自伝的、技術本兼自己啓発本でしょうか。
単発の勝ち、ではなく、「勝ち続けること」への考え方が、嘘喰いと被りました。
結局、効率のいい考え方、効率のいい勝ち方というのは、たかが知れている。
一方で、10を超える強さを手に入れるための道は暗闇に包まれている。それまで誰も歩いたことがなく、その先に道があるのかさえ分からない。さらに、その道を突き進んだところで11、12、13の強さを手にできる保証はないのだ。10の強さを得るには、10の力を持ってる人の真似をすれば良い。でも、その方法では11以上には絶対になれない。11以上になりたければ、人が進まない暗闇の道を歩く必要がある、ということです。
また、賞金や名誉ではなく、何よりもゲームが好き、という姿勢が、嘘喰いのギャンブル好き(ギャンブル狂?)に繋がるところも感じました。
題材含めて読みやすくて内容濃くて良本です!
②『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』 - 木村 尚義
予想外で、斬新で、画期的で、しかもいち早く問題を解決してしまう考え方。
ラテラルシンキングでは、問題を解決するためなら、どんな手段を採用しても構いません
電車の時刻表を見て、最短の乗り継ぎを探すのがロジカルシンキングだとすれば、ヘリコプターで現地まで飛ぶのがラテラルシンキングです。ゴールまでの最短距離を、常識にとらわれず、手段を選ばず、選択出来る考え方が、ラテラルシンキングです。これができると、段階をすっ飛ばせます。
「先の先を読む」とは、将来の展開を予測して、あらかじめ手を打っておき、最終的に成功をおさめる(利益を得る)
大切なのは、1歩先ではなく、10歩先を見ること。
大事なのは、「最終的にどうなっていればいいのか」という視点で発想することです。プロトポロスのエアポーカーまでなんて、まさにラテラルの考え方かなと。
ひとつひとつ、事例も含めて紹介されてるので、非常に読みやすいです!
③『ビビらない技法』 - 内藤 誼人
嘘喰いの、誰にも怖じ気づかない強さに、私は憧れてます。そんなんで、いつもは買わないような本ですが、購入しました。
気弱さを直したいのなら、まず相手を大きく見るのをやめることだ。
相手を凝視すればするほど、みなさんは言い知れぬ威圧感を相手に与えることができる。
だれでもすぐに目力のある人間になれるのだ。 そのコツとは、「目を細めること」である。
アゴを20度ほど上に向かせたときに、もっとも強そうなイメージを与えることができるのである。「好きじゃない自己啓発系の本かなー」と思ったら、まさかの、テクニック寄りのことが多く書いてあって、笑いました。でも、うまいこと言ってるだけど自己啓発本と比べたら、実際効果あります。
〝失敗した〟という事実は変えられないが、自分がその事実をどう思うのかという認知を変えることはできる。これを「認知的再構築法」という。お屋形様は、これの最上級でしょうか。
テンポよく読めます!
④『詐欺の帝王』 - 溝口 敦
「リアルな嘘喰いって、こういう感じなのかな、、」と思うような、闇金やオレオレ詐欺などのシステム詐欺を舞台にした、実録、知あり暴ありな本です。
こわいっちゃこわい本なので、バイオレンス的雰囲気が苦手な人は苦手かも。でも、こういう裏を知っておくと、すごくためになると思います。
それも付け焼き刃的ではなく、危急を告げるような場であっても、暴力をためらいそうもない物騒さ、非情さを秘めながら、他方、怜悧にソロバンを弾けるタイプだった。なんとなく、捨隈が思い浮かびました。ブレない心ですね。そうでなくちゃ、ドティになんか入れないし、嘘喰いの目も潰さない!
事後の安全が保たれるなら、採る手段の合法、非合法に頓着せず、効率で物事を決めた上記であげたラテラルシンキングの本にも、似たようなことが書いてありましたね。合法内だったら、すごく大事な考え方ですね。
「儲けたい」「勝ちたい」「隠したい」という欲求 一般的に詐欺は、人の欲望を足がかりに、ターゲットとなる人物に虚偽の事柄を信じさせ、ターゲットの財物やサービスなど、犯人にとって価値あるものを詐取する行為といえる。嘘喰いの準モブ敵キャラに、当てはまりそうなワードがぎっしりです。
リアルなこわさのある本ですが、非常に読み応えのある本で、オススメです。ちなみに、著者の溝口 敦さんは、タブー領域に切り込むで有名な方ですね。
⑤『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中』 - 藤井 一郎
個人的に仕事で交渉事が、得意でなかったので、購入した本。この本も、めちゃくちゃテクニカルな本なので、交渉事が苦手な人にとっては、手っ取り早く『技』を覚えられます。
私は交渉とは、「立場や利害が異なる相手と何かを取り決めるために行うコミュニケーション」と定義しています。交渉の定義です。頭では理解出来ていても、言葉に出来てませんでした。
交渉力とは、わかりやすくいうと、強気で交渉できること、つまり、譲歩する必要がない状態(少なくとも、そのように交渉相手に思わせる)のことです。めちゃくちゃ不利な状況から賭郎勝負にもっていった、梟を思い浮かべます。他に方法がある、他に交渉相手がいる、などの条件があればあるほど(そう見せられればられるほど)交渉力が増すようです。
50-50-90ルール(fifty fifty ninety rule)というのをご存知でしょうか? これは成否の確率が五分五分の場合は、90%の確率で失敗するという意味の英語のことわざです。嘘喰いはここら辺分かってて、ギャンブラーなんだけど、俗にいう"ギャンブル"ってしてないんですよね。暗闇の中で材料を手元にたぐり寄せて、材料から未来を予測して、限りなく100に近づけて、勝負するタイプ。結論、ヤバイ。
これもテクくて凄くためになる良本!
⑥『ゲーム理論の思考法』 - 川西 諭
みんな聞いたことあるであろう、あのゲーム理論ですね。本家を読むには気合いが要りそうだったので、超訳的な本を買いました。
起こっている問題がどのような構造になっていて、どんなルールに支配されているのかを考える際、その全体像を「ゲーム」と呼んでいるだけです。ゲームの全体、勝負の全体、ゲームの本質を見ることこそが、最重要という話です。何をしたら、本当の意味で勝ちなのか。あらためて、ゲームの全体像を掴み、本当のルールを把握することが大事です。嘘喰いでもよく出てくるような話。
ゲーム理論ではそれぞれの人(ゲームに参加している主体)が、どのような選択肢を持ち、各選択肢においてどんな結果が予想されるのかを合理的に検証していきます。人は基本的には、合理的に動く、ということを理解することも大事さです。
人間は、必ずしも「自分の利益」だけを考えて、ズル賢く行動するとは限らない。と言いつつ、相手のことを思いやったりと、合理的でない行動もするのが人間なんですねー。
⑦『イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者』 - 竹内一正
amazonのジェフ・べゾスの自伝本同じく、中だるみが激しくて、最後まで読んでないです。でも、最初の方は、ただの普通の天才かと思ってたイーロン・マスクの泥臭い言葉が響きました。
※イーロン・マスクは、paypal作った内のひとりで、高級電気自動車テスラ社や、民間でロケット打ち上げて成功してる人です。
アイデアを実行することは、アイデアを思い付くより難しいからだよこれはあるあるですね。机上の空論で終わったらどんなことも価値が無いということですね。
アイデアがあっても動けないのは、「行動力が不足している」か、「リスクをとる覚悟が不足しているか」だと思っています。そこを振り切って、やり切れる人こそが、凄い人なんですねー。
「重要な部分はアウトソースしないで、社内で取り組む」ここらへんは、嘘喰いもそうだなと思いました。最重要なところって、絶対に、梶ちゃんか、マルコにしか任せてないイメージ。
⑧『簡単に、単純に考える』 - 羽生 善治
羽生さんは、スケートじゃなくて、将棋の方の羽生さんです。天才です。
勝負は「スタートのスピード」から「トータリズム」へ、そして「トータル・スピード」へ最速に総合的カバーを行えること。勝負初期段階から、ゴールを見越して仕掛ける嘘喰いは、トータルスピードを兼ね備えてますかね。
相手に取りあえず手番を渡して、その力を利用して反撃するという考え方です。戦略を組み立てる段階では主導権を握り、終盤になって斬り合いになったときに相手に手番を渡すと有効になることが多いのです。
相手がミスをするとその前の自分のミスは帳消しにされます。それは間違いないですね。ただ、最後にミスした人は前のマイナス分が重なってマイナスになってしまうんです。嘘喰い、まさにこんなイメージです。斬り合いの時はわざと斬られて、最後に一番でかいのを叩き付ける感じ。
完璧に勝つよりも、一手違いで勝つことに意味がある
たとえば途中の局面で半歩だけリードということがよくあるんです。そこで妥協してしまうとすぐに勝負がついてしまいます。その場面で、お互いに妥協しないで勝負するのが非常に面白いんですね。これ読んでると、羽生さん、嘘喰いなんじゃないかなとか思うくらい、考えが似てる気がします。
教えないのが師匠の務めだということです。
将棋は誰かに教わって強くなるというものじゃないんですよね。ギャンブルもそうかもしれないですね。梶ちゃんは、嘘喰いから教えてもらってはないですものね。
羽生さん以外にも別の業界のプロフェッショナルがインタビュー形式で語ってるので読みやすいですよ!
⑨『魔法の心理学』 - 高木 重朗
kindleなくて本で買ったやつです。マジックに関する本なんですけど、他人の五感を騙すテクニックやら、考え方が書いてあって、めちゃくちゃ面白いです。「あんた、嘘つきだね」と言いたくて買いました。超当たり本でした。
基本は、「ミスディレクション」という、わざと誤った誘導を行う方法が主です。マジックの基本自体もこのミスディレクションだと思います。
ミスディレクションは、誤誘導という意味合いです。自然な動作、自然な流れ、誰も不思議に思わない、当たり前の動作の中で、如何に仕込んで如何に騙していくかを、希代のマジシャン達も例に出し、教えてくれます。
マジでめちゃくちゃ面白いです。
⑩『超訳孫子の兵法』 - 許 成準
エアポーカー勝負最初に、立会人からも孫子発言ありましたので、最後は孫子で。本家も買ったのですが、分かりやすいのはこっちのが分かりやすいから超訳の方で紹介します。孫子さえあれば、他の戦略系の本は、ホントはいらないと思ってます。孫子は、1冊くらい、持っとくと吉です。
チャンスが来てから頑張るのでは遅い。チャンスが来る前から、最後の勝負の為に全ての準備ができていなければならないのだ。常に仕掛けてて、常に臨戦態勢。常に自分や、環境を最高の状態でいること、嘘喰いぽいです。
武術だけではない。ビジネスにおける些細な交渉事でも、力ずくで押し通すのではなく相手の「虚」を把握することによって、好影響を期待できる。虚といえば、夜行さん vs 百龍さんを思い出しますね。あの辺、作者の人、孫子読んでたのかなと勘ぐるくらい、孫子ぽいテキストや、戦略的ストーリーになってました。
ハングマン勝負の決めても、虚ですかね。
自分の戦略が良いか悪いかを判断する、良い方法がある。「これがもし映画化されたら、面白いかな?」と考えてみることだ。映画化して面白いストーリーになりそうな作戦なら、諦めたほうがいい。これとか非常に面白くて分かりやすい戦略判断方法だなと思いました。
嘘喰いのプロトポロスのエアポーカー前までとか、最高の戦略でしたよね。嘘喰いが、戦術から戦略に昇華したのが、プロトポロス入ってからだと思います。
あなたの作戦が、敵の「まさか」になる時こそ、勝利はあなたのものになるだろういつも、勝負の最後はまさにこれ。嘘喰いでは、敵だけでなく読者も「まさか」ばかりですよね。個人的には漫画史上最高の勝負『エアポーカー勝負』の最後も、この展開になるのでしょうか。
全ての戦略本の元祖なので、是非!
【最後に】
なんか面白い本あったら教えてください。