matono - こころ,メンタル,モチベーション,仕事術,働き方 08:00 PM
努力を実らせる「5パーセントルール」
Inc.:どうして私たちは目標を達成するのをあきらめるのでしょう? 努力が足りなかったのだと言う人もいれば、やる気や我慢が足りなかったと言う人もいます。しかし、言葉は違っても、すべての答えはひとつの現実にたどり着きます。真の変化、真の達成というのは、予想以上に時間がかかるものだということです。
たとえば、運動やダイエットなどの新しい習慣を身につけようとしても、数週間後には無駄に終わります。パツパツのジーパンがちっとも楽にはけないからです。もしくは、本の執筆や新しいオンラインビジネスを始めても途中であきらめてしまうのは、仕事が進んでくると混乱したり、面倒なことが山積みになったりして熱意が薄れていくからです(目標到達の半分近くでやる気は失せる傾向があると、科学的にも証明されています)。
では、どうすればやる気を失わないようにできるのでしょう? どうすればゆっくりでも着実な進歩を手に入れられるのでしょう? 最近、ブロガーのFarnam Streetは「5パーセントルール」というものを提唱していました。
自己向上とは「旋盤」のようなもの
自己向上について考える時は「旋盤」をイメージした方がいいと、ブロガーのShane Parrishは書いています。
知らない人のために言うと、「旋盤」というのは材料を回転させて削る工作機械のことです。機械工は旋盤を使い、たとえば、金属の塊をエンジンのパーツなどにします。基本的に旋盤というのは、材料の余分なところを削り、ゆっくりと磨き上げることで、有用な形を作り出します。
しかし、工場で働いている人でなければ、旋盤をイメージしてもピンとこないかもしれません。Parrishは、それ以外のことでも、ゆっくりと積み上げていく自己向上をイメージすることができると言います。
毎年5パーセント賢くなったり、向上したりできたら、今から15年以内には2倍賢くなったり、向上したりすることになります。30年以内には4倍です。これが、才能がない(と思っている)人が、天才を凌ぐ方法です。
大事なのは、毎年確実に5パーセント向上しなければならない、ということではなく(実際、5パーセント健康になったとか、幸せになったというのはわからないですよね?)、少しずつでも向上することをを目標とすることで、自分に対して期待を持ち続けたり、やる気を保ったりできるということです。
これはあくまで考え方なので、数字自体は重要ではありません。「塵も積もれば山となる」です。お金以外のことでも、複利があるという考え方には効果があります。世界的にこの知恵を増幅させていきたいものです。
5パーセントルールを使って、短期的な期待よりも、長期的な視点をもってやる気を保っていきましょう。
Use the 5 Percent Rule to Achieve Your Most Difficult Goals|Inc.
Jessica Stillman(訳:的野裕子)
Photo by PIXTA.
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