写真を愛する人もそうでない人も、日本人なら誰でも『美しい』と感動するであろうもの。
そう、桜。
写真を撮る人は桜の絶景を求めて全国各地を駆け回っているでしょうし、そうでない方も花見弁当片手にお花見を満喫されたことでしょう。
私は今年も京都で『日本の春の美しさ』を感じてきました。
といっても昔と違って神戸に住んでいるのであまりたくさんは回れなかったのですが、その中でもどうしても私が行きたかった京都の桜スポットを語ってみたいと思います。
【目次】
1.「花の醍醐」とも言われる文句なしの名所!伏見区・醍醐寺
両親ともに京都市出身で、滋賀に住んでいたもののお花見は決まって京都だった私。
家族で行く京都のお花見スポットは円山公園と蹴上インクラインの二択で、それ以外のスポットを知らなかったので、今回は行ったことのないスポットに足を運んでみることにしました。
4月最初の土曜日に私たちがまず向かったのが、伏見区の醍醐寺。
「花の醍醐」と呼ばれるほど桜の名所として知られている場所で、約800本の桜が咲き誇ります。
この日の天気予報は曇り。写真に期待はできないかもしれないけれど、肉眼レフでのお花見ができたらそれでいいやという気持ちで行ってみると…
日 頃 の 行 い の 成 果 で す 。
ごめんなさい、嘘です。
真っ赤で荘厳な仁王門と桜と青空。これぞ日本の春という景色が私たちの目の前に広がります。
さて、とにかく広い醍醐寺。
三宝院、伽藍、霊宝館の3エリアの共通拝観券があったのでそれを購入してのんびり回ることに。
どのエリアでどの桜を撮ったのか覚えていないというポンコツ感丸出しなのですが、撮った順に載せていきたいと思います。
私が醍醐寺で最初に見て、すべて回り終えた後も『あの木が一番好きだった』と言ったこのしだれ桜。光の当たり方が神々しい。
良い具合に影になっていたことで撮れた1枚。桜というとつい華やかに仕上げたくなりがちですが、こういうシックなのも好きだったりします。
醍醐寺の桜は本当に1本1本が立派。
シンプルな構図で、シンプルな現像で仕上げても絵になります。
一言に『桜』といっても色んな種類がありますが、私はやっぱり濃いピンクのしだれ桜が好き。縦構図で切り取ると桜が降ってきそうに見えます。
最近私の中でアツい魚眼レンズはこの日も大活躍。10mm台の超広角よりも魚眼レンズの方が私には合ってるみたいです。
地下鉄東西線・醍醐駅から歩いて10分ほどのアクセス良しの名所。
3エリア共通拝観券は大人1人1500円、1エリアのみであれば600円。
三脚一脚は禁止ですのでご注意を!
2.豪華絢爛な桃山文化を感じるしだれ桜!東山区・高台寺
豊臣秀吉の正室であった北政所(ねね)が、秀吉を弔うために徳川家康の援助を受けて建てた、荘厳で豪華絢爛な桃山文化の香り感じる寺。
広い敷地の中でも私たちのお目当てはこちら。
「波心庭」という日本庭園に咲く1本のしだれ桜は、まさに「日本の美」と呼ぶにふさわしいもの。
ちなみにこの桜は4代目だそう。4代目っていうとなんだかEXILE系に思えてきますね(?)
しだれ桜の全体のフォルムも好きなのですが、ひとつひとつの花と枝の繊細な様子も好き。
寺の一角の小さなお庭なので長居はできませんでしたが、素晴らしい『春』を見ることが出来てとっても満足でした。
市バスの最寄りバス停から徒歩5分。拝観券は大人1人600円。こちらも三脚一脚および自撮り棒は禁止ですのでご注意を!
3.桜の名所は寺社仏閣だけじゃない!中京区・木屋町通
醍醐寺に高台寺にと、慣れない重ーいフルサイズ機を持って歩いてすっかりヘトヘトだった私。
空も雲でどーんよりしていたので早めに木屋町で夜ご飯を食べることに。
店を出たころには外はもう真っ暗。そして目の前に広がっていたのは…
そう、美しい夜桜!
こんな素敵な景色が普通の街にあるなんて、やっぱり京都って素晴らしい。
川に映る桜の姿もまた美しいんですよね…!
夜桜ってものにもよりますが、長時間露光しすぎると桜の花がブレる(被写体ブレ)ので、意外と撮るのが難しいなぁと感じました。
木屋町というと飲食店が所狭しと立ち並ぶ賑やかな通り。
お店の提灯と桜、という組み合わせもまた風情があって良いものです。
お寺と桜の組み合わせももちろん素晴らしいのですが、こういう『街の桜』も良いなぁと思いながら、最後はファインダー越しではなくしっかりと肉眼レフでその美しい姿を目に焼き付けて帰りました。
4.おわりに
私が今年の京都で厳選して回った3カ所のスポット、いかがだったでしょうか?
私の拙い写真ではイマイチ伝わらなかったかもしれませんが、本当に3カ所とも魅力的な場所でした。
桜って近所の土手とかで見るものでも十分美しいのですが、京都で見る桜はやっぱり格別でした。
日本に生まれてよかった、日本に京都があってよかった。心からそう思えた1日でした♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは素敵な写真ライフを!
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