武田信玄「上杉謙信に警戒を」自筆の書状発見
戦国武将の武田信玄が家臣に対して、上杉謙信の動きに警戒するよう命じる自筆の書状が、山梨県韮崎市で見つかりました。専門家は、信玄の自筆の書状は珍しく、戦略を知るうえでも貴重な資料だとしています。
見つかった書状は、韮崎市に住む、山梨大学名誉教授で山梨郷土研究会理事の功力利夫さんが、自宅で保管していたものです。県立博物館や、武田氏の歴史に詳しい専門家が鑑定を行った結果、筆に墨をつけるタイミングや字の形から、武田信玄の自筆の書状と確認されたということです。
書状では、家臣に対し、上杉謙信の侵攻に備え、現在の新潟県糸魚川市にあたる「西浜」の警戒にあたるよう命じているということです。書かれた時期は川中島の戦いのころとみられ、信玄が川中島方面に進軍する一方、糸魚川方面にも注意を払っていたことがうかがわれるとしています。信玄の自筆の書状は珍しく、戦略を知るうえでも貴重な資料だということです。
鑑定をした、元山梨大学非常勤講師で武田氏研究会の平山優副会長は、「信玄自筆の書状は、全国でも数点しかないうえ、川中島の戦いにおける戦略を知るうえでも貴重な資料だ」と話しています。
書状では、家臣に対し、上杉謙信の侵攻に備え、現在の新潟県糸魚川市にあたる「西浜」の警戒にあたるよう命じているということです。書かれた時期は川中島の戦いのころとみられ、信玄が川中島方面に進軍する一方、糸魚川方面にも注意を払っていたことがうかがわれるとしています。信玄の自筆の書状は珍しく、戦略を知るうえでも貴重な資料だということです。
鑑定をした、元山梨大学非常勤講師で武田氏研究会の平山優副会長は、「信玄自筆の書状は、全国でも数点しかないうえ、川中島の戦いにおける戦略を知るうえでも貴重な資料だ」と話しています。