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共和クルーズ氏、民主はサンダース氏…予備選

クルーズ氏=AP

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が行われた。米CNNテレビによると、共和党ではテッド・クルーズ上院議員(45)が指名争いの首位を走る共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)を破って勝利した。民主党でも、バーニー・サンダース上院議員(74)が最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)を降して勝利した。

     共和党の指名争いは、トランプ氏が獲得代議員数でクルーズ氏らを大きく引き離している。しかし、指名獲得に必要な過半数の代議員獲得はトランプ氏にとっても高いハードルだ。確実に代議員数を積み上げて、トランプ氏の指名阻止を目指す主流派らの動きを封じ込めたい考えだ。ところが、3月末には妊娠中絶手術を受けた女性を「罰すべきだ」と発言し、批判を浴びて撤回に追い込まれるなど勢いに陰りも見える。

     これに対し、党主流派など「反トランプ」勢力はクルーズ氏を支援。昨年9月に指名争いから撤退したスコット・ウォーカー同州知事(48)もクルーズ氏を支持し、直近の世論調査の平均値ではクルーズ氏が4.7ポイント先行していた。

    サンダース氏=ロイター

     一方、民主党の指名争いは、クリントン氏が予備選・党員集会の結果で得た代議員と、個人の意思で投票先を決めることができる連邦議会議員など「特別代議員」を合わせた代議員獲得見通しでサンダース氏を大きくリードしている。ただ、サンダース氏も3月下旬に6州で行われた予備選・党員集会で5勝するなど勢いを取り戻している。今月19日にはクリントン氏の地元で大票田の東部ニューヨーク州で予備選がある。ウィスコンシン州でさらに弾みを付けて「敵地」に乗り込む。

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