活力あふれるビンテージ・ソサエティ研究会報告書が公開
3月30日 経済産業省
私も委員として参加している経済産業省主催「活力あふれるビンテージ・ソサエティの実現に向けた取組に係る研究会」の報告書が公開されました。
本報告書では、今後目指すべき社会を「ビンテージ・ソサエティ」(高齢者が多世代に緩やかに交わりながら、「社会の負担」になるのではなく、むしろ「社会の力」となっている社会)とし、その実現に向けた取組に関する提言を行っています。
本報告書では、急速に高齢化が進展する中、望ましい社会のあり方として、「多様性」「自立」「つながり」を鍵とした「ビンテージ・ソサエティ」を定義し、さまざまな場面で見られ始めた萌芽事例を抽出するとともに、その定着・拡充に向けて求められる3つの変革(①社会通念・意識、②働き方、③産業創出・振興)を提示しています。
その上で、これらの変革を促すための今後の取組(「能力やスキルの因数分解・意味転換」や「人生90年・100年」を前提としたライフデザインの考え方等)について提言を行っています。
従来の経済産業省の研究会らしくないと評判のこの報告書、全文ファイルがダウンロードできます。ご興味のある方は次のリンクから入手ください
なお、本研究会の委員は次の通りです (50音順、敬称略)。
秋山 弘子 東京大学高齢社会総合研究機構特任教授 ※座長
赤池 学 株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所所長
大内 尉義 国家公務員共済組合連合会虎の門病院院長
久保 律子 NPO法人シニアSOHO普及サロン三鷹代表
野田 稔明 明治大学大学院グローバルビジネス研究科教授、社会人材学舎塾長
廣瀬 通孝 東京大学大学院 教授
古田 秘馬 株式会社UMARI代表取締役
村田 裕之 村田アソシエイツ株式会社代表/東北大学特任教授
活力あふれるビンテージ・ソサエティの実現に向けた取組に係る研究会報告書(経済産業省)
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つながり、ビンテージ・ソサエティ、多様性、経済産業省、自立03/31/2016 | コメント/トラックバック(0)|