先日のブログでも紹介した、友人の造形師くん。
実は現在放送中の「ジュウオウジャー」の怪人「アザルド」を作ったのが彼。
そんな、実はすごい人だった友人に、石膏での造形を教えてもらっちゃいました。
子どもの手形を石こうでかたどることはできるのか?
元々は、以前紙粘土で作ったのが息子の手形、足形があまり満足いかなかったので、
「専門家に型取りして貰ったら、すごく精巧なものができるんじゃないか?」と思ったのがきっかけです。
結局、造形師の友人にお願いしようとして道具を用意してもらったのはいいものの、赤ちゃんは動くので型取りは難しいとの結論になりました。
ある程度じっとできる年齢になったらやってみると面白いかもしれません。
たださすがに3か月児では不可能、、とのことで2歳位になってある程度じっとしてられる様になったら再度試したいと思います。
しかし、せっかく来て貰ったので石膏での型取りの方法を教えてもらうことになりました。
人体の型取りは歯医者さんでよく使うあれ!?アルジネートで型どり
今回は、元々息子の手形足形を取る目的だったので、シリコンではなく「アルジネート」という物を持ってきてくれていました。
アルジネートは、歯医者さんで銀歯の型を取るときにつかうピンク色したアレです。今回のは緑色ですが同じもの。
取り敢えず、妻の指で型取りしてみました。
赤いチェックのシャツの彼が「アザルド」を作った造形師さんです。右が妻。
色々と説明をしてくれています。
造型のプロにこんなことしてもらえるなんて嬉しい限りですね。
ジュウオウジャーファンの子供たちが居たらうらやましがられそうです^^
アルジネートと石こうを使った型どりの手順
1.アルジネートをお湯で溶く
紙コップにお湯(熱湯じゃなくても蛇口から出るぬるま湯で大丈夫)で溶いて混ぜます。ダマにならないようにシッカリと。(写真のはダマになっちゃいましたね)
2.型どりしたいものをアルジネートに沈める
そして、ちゃんと溶けたら型どりしたいもの(指)を突っ込みます。
結構すぐ固まります。
指は、ある程度真っ直ぐで凹凸が少ないのでスポッと抜けますが、複雑な形や引き抜く方に凹凸がある形の物はこのやり方ではできないようです。その場合のやり方は難しいのと、今回は教わらなかったので割愛させていただきますが、お子さんと一緒にやるのであれば指とか凹凸の少ないものの方が簡単で無難だと思います。
3.石こうをお湯で溶く
石こうもアルジネートと同じようにお湯で紙コップなどに溶きます。
石こうをお湯で溶くときののコツは、
- 「先にお湯を入れる」
- 「石こうは注いだ紙コップに小さな山ができるくらい入れる」
この2点です。
アルジネートから指を抜いたら、そこに同じくお湯で溶いた石膏を流し込みます。
あふれるくらいにたっぷりと。。
穴だけでなく、その周りもしっかり埋め尽くすぐらい注ぎます。
固まるのを待って、しばらく放置。
そして、石こうが固まったら紙コップをびりびり破って、アルジネートを崩すと、
シッカリと指の形が!!! シワまでくっきり!!
あとは、この石膏を使ってシリコン型を再度作り、そこに樹脂などを流し込めば完成となります。アルジネートを一回こっきりで使うとするなら、そこに直接樹脂を流してしまってもいいそうです。
妻に、この指型何に使うの?と聞くと、
「洋服とか掛けるフック」
との事。
怖いからやめてーーー
そんなこんなで面白い実験の様な1日でしたが、最後に造形師の友人が
「このアルジネートと石膏、出産祝いにいる?」
と言って、置いていってくれました。
出産祝いに「石膏とアルジネート」をもらった夫婦は僕たちが最初で最後じゃないでしょうか?