「未経験でも数ヶ月でエンジニアに!」とかいう記事をよく見るわけで。
初心者向けweb開発記事のブックマーク数を見ていても人気なのが目に付く。
やはり何だかんだで「面白そう!」とか「こういう仕事やりたい!」っていう人が沢山いるんだなと実感する。
就職する事を目的にしていなくとも、趣味でプログラミングを習得しアプリ開発をしている人も多数目に付く。
素直に「凄い」としかいえない。
当人の勉強方法が優秀なのか、はたまた開発者との繋がりがあったりするのか検討も付かないが、まったくの素人なのにあれよあれよと成長し作り上げてしまう彼らの速度に驚かされる。
情報さえ得られれば未経験でも簡単にスキルが身につくのかと思いきや、実際そんな甘い話では無いわけで。
自身も興味はあったので、動画学習サイトなどを参考にウェブサイトを作成してみたのだが、しょうも無いところで動作が不安定になってしまったりと全くといって良いほど成長が無い。
つい先日もvimについての記事を見て、「将来的にはこのエディタを選んでいた方がいいのか」とvimの操作練習で数日過ごしていた。
未だにエディタの選び方で右往左往している自分は何をしているんだと思ってしまう。
サービスなんかでもそうだ、「GitHubとかいうのも知らないといけないのか!?」と登録はしたものの利用はしていない。
自分に必要な情報と、覚えなくてもいい情報の取捨選択が出来ていない。
膨大な情報に目を通して、「あれはやっておいた方が良いのか!」と時間を取ってしまう。
「ある程度」のレベルに達すれば、必要な知識を持ち合わせているから解決方法を推測して円滑に進められるようになるんだろう。
そこまで達するための、初速が上がらない。
必要な場所が理解できている初心者は、数ヶ月で形となるモノを作り上げる程の力が発揮されているのだろうなと。
ましていとも簡単に成し遂げている彼らを見てしまうと、同時に虚無感が襲ってくる。
人のやり方しだいで可能性が広がる作業だからなのか、その膨大なやり方に自分は翻弄されている。
確かにプログラミング自体は楽しいし、作りたいモノがあるからそこを目指しているわけだけども、そこに到達するまでの手段を得ることが目的になっている。