3月に入り、就活に関する記事をよく見かけるようになりました。
4年制の専門学校に在籍していた僕は、当時業界大手の会社を受験していました。(2年前)
当時は気丈に振る舞っていたけど、僕は就活をしていて超不安だった。
メンタル脆いので、お祈りメールがきた時に「自分の居場所はこの社会にあるのだろうか...」と思うほどだった(今では笑えるけどね)
そこから無事内定を取れるまでの流れというか、大事にしていたこと等を書いていきたいと思います。現在就活中の方の参考になれば!
いくぞー
簡単なヒストリー
・2015年卒(就活時期 : 2014年12月〜2015年6月)
・4年制専門学校に通っていた。
・クリエイティブ系業界大手内定(技術職ではない)
僕は当初、技術職に就こうと思っていたんだけど(2年生の12月まで)
1ヶ月間のインターンシップに行って自分に技術職は無理だと悟った。
というのも、自分で手を動かすよりは、周りの人が働きやすいように管理したりする方が得意だと薄々感づいていたから。
専門学生は技術職に内定するにはとても強い。
でも僕はその大きな武器を捨ててしまった。一般の大学生と戦わなきゃならない。
僕は興味があることしか勉強してこなかったし、受験戦争にも巻き込まれたことがないので、学歴コンプレックス的なものが結構あった。
大学生ってすげえ頭良さそうに見えるんだよなあ
事前段階編
自分の魅力を見つけよう
これは自分のアピールポイントになる箇所。
実は自分自身のことって全然分からないんだよね。
自分から見た強みだと思ってることと、他人から見た強みって違うことが多い。
だから自分を客観的に見るためにも、友達などに聞いてみるのが良い!
恥ずかしいけどな!
専門学校の人で技術職を目指す人は、果たして自分の実力で業界に入れるのか?と一回考えてみるのもいいと思う。
エントリーシート?は?
「エントリーシートの書き方」的な教則本はたくさんあるよね、もしかしたら学校で指導してくれるかもしれない。わざわざ指導してくれる事は本当にありがたいので感謝しよう。
でもそれで作った文章なんてのは、テンプレートで作った自己紹介文と変わらないんだよね。みんなが一緒の構成になっちゃう。
そんなテンプレート文が人事担当者に注目されるとは思えない。
だからと言って、基礎を怠るのは良くない。
基礎を分かった上で、オリジナリティを出していく事が大事。
そこが悩みどころで、就活の楽しいところでもあると思う。
量産機になるな
就活にはマニュアルが多すぎるよね。
自己分析から、面接の極意、グループディスカッションの立ち回り方....
就活関連の本多すぎぃ!
それに頼りすぎて個性が失われている就活生がとても多かった。
量産型就活生の誕生だ。そういう人に限って無い内定ループに陥っていると思う。
集団面接でも「あ、この人テンプレだ」って気付いちゃうくらい量産型はいる。
ただ、個性を出すのと非常識は違うということは知らなくちゃいけない。
実践編
エントリーシートが通ったら、いよいよ筆記試験や面接が始まる。
面接まで行ったならこっちのもんだぜ!くらいの自信があるといいよね。
僕が受けてきた試験について書く!
グループディスカッションについては一回も受けてないので書けません。ごめんなさい
筆記試験(SPI)・小論文
前述したように僕は好きなことばっかり勉強してきたので、苦手なSPIの勉強はコツコツしてました(出来は悪いけど)
そして試験の一週間前に、時間帯や試験内容の連絡が会社から届いた。
なにィ!小論文!??
完全にノーマークだった。その後一週間を小論文に費やしたのは言うまでもない。
今就活中の人はコツコツとSPIや小論文はやっておこう。なんだかんだ避けて通れない道。これをどれくらい重視するかは企業によるけどな!
試験当日。僕はSPIの数学をやっていた。凄い受験者数だ。
あー全然わからねぇ
確かに勉強はしていた。でも中学生の時と同じように何故か試験当日に頭が真っ白にななる現象が。僕は数学に関して図形以外で50点以上を取ったことがないのだ。
もうお腹痛いって言って帰ろうかな...
でも、その後には別の試験が控えていたから一応頑張った。
プレゼン
クリエイティブ業界には割とある試験内容。
試験前はガチガチに緊張していたけど、その前のSPIで撃沈を確信していたのでもう吹っ切れていた。
楽しかったぜ...就活
僕はこの会社に落ちたら、就活を辞める予定だった。
なぜなら僕が就活していた2014年にはワールドカップがあったから。
全力で楽しみたいじゃん?ワールドカップ(糞野郎)
僕は平行して様々な会社を受けることはしなかった。
器用な人ならできると思うけど、僕はそこまで余裕がなかったので、1社1社受けてました。だから落ちた後のことは何も考えていなかった。
吹っ切れていて何を言ったかはあまり覚えていない。
ただ「こんな面白い試験を受けさせてくれて本当にありがとうございます!!」とか連呼して訳のわからないことを言っていた記憶はある。ヤベエ奴だった
面接
これまで失敗した面接の経験を活かして、最低限の知識だけで後は何も考えていかなかった。でもマナーは知っとこう!
テンプレを用意しすぎると、突飛な質問が来た時に対応ができないから。僕はすぐ頭が真っ白になるからな!
集団面接で一緒だった人は、凄い人だらけだった。
早稲田や慶応なんて当たり前。他の業界大手に内定を貰っている人もいた。
あー何で俺がここにいるんだろう
僕は相当な劣等感を感じた。何でもこの職種では、専門学生を採用したことはないらしい。
面接では、他の人の話を聞くのに夢中になりすぎて、自分の番になると質問を忘れてしまう程。でも他の大学生がやってこなかった事を中心にアピールした。
正直手応えはなかった。
でもなぜか最終面接に呼ばれた。
最終面接
なぜここまで通過してきたのか訳も分からず迎えた最終面接。
部屋に入るなり、すげえ空気。役員プラス社長や会長など総勢10名対1だ。
僕は映画のアウトレイジを思い出していた。
このくらい怖かった。
質問は最初の面接と大して変わらなかった。
でも威圧感が半端ない。
面接を通して意識していたことはとにかく「嘘をついたり盛ったりしない」ということ。確かに痛いところを突かれるのも結構あった。僕の場合は「何で技術職やめたの?」とかそういう点。
他にどこ受けてるの?と聞かれた時に僕は正直にここしか受けてませんと答えた。
多少ざわついたけど、正直者になれたと思う。終わった後には落ちてもいいやって思えたし。
内定
最終面接の帰りに内定の連絡を貰った。嬉しかった。これで心置きなくワールドカップが楽しめる。
個人的に考えた内定の理由は「素の自分を出せたこと」だと思う。
よくよく考えれば、落ちた面接では「自分以外の何者かを演じていた」気がする。
テンプレートに沿った模範的な就活生になり、自分を上手く見せようとしていた。
意図的に素の自分を出したというよりは、出ちゃったに近いけど。今はそう思う。
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就活していると、心に余裕がなくて自分を見失っちゃうんだよね。
本来ならみんな、飾った自分じゃなくてありのままの自分を見て欲しいと思っているはずだし。企業側もありのままが見たいのだと思う。
それが気付いたら「誰か」になってしまっている。怖すぎる。
上手くいかない人は自分以外の「誰か」になっちゃってるのかも。
就活はどれだけ「自分」になれるかの勝負なんだなぁ。
入社後、採用担当者に何故僕が受かったのか聞いてみた。
・プレゼンの時なんか楽しそうだったしヤバかった。
・面接では超おとなしくてビビってた
この2つのギャップがあって、本当の姿はどっちなんだ?って気になって最終面接に呼んだらしい。
数学は2問くらいしか合ってなかったけど、他のでカバーしたし、役員の前でも正直者だから内定出したよ。と言われた。
まじかー2問かー
てか以外と判断基準緩くない?会社にマッチしてるかとかを重視しているらしい。
でもさ、色々辛いこともあったけど、自分なりに試行錯誤していくのって良い経験だったわ。
就活失敗したら終わりだーみたいなこと思わないで、肩の力抜いて楽しもうよ。
死ぬわけじゃないしさ。そのくらいの心構えの方が受かりそう!
そんな感じで!