ベルギー連続テロ けがをした日本人 当時の状況語る

ベルギー連続テロ けがをした日本人 当時の状況語る
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ベルギーの国際空港と地下鉄で起きた連続テロ事件では、日本人2人もけがをしました。このうち、地下鉄で起きた爆発でけがをしたベルギーの日系旅行代理店「ジャパンP.I.トラベル」に勤めている日野実さん(53)がNHKのインタビューに応えました。
日野さんは23日、NHKのインタビューに応え、「事件後、病院で治療を受けたが、両耳の鼓膜が破れていて、今も聞こえづらい。爆発の衝撃で地下鉄の車両の天井が落ちてきて右足を打撲した」とけがの状況について話しました。
また、日野さんは「ホームに降りたら、すぐにエレベーターが見えて外に逃げることができた。自分自身、逃げることに必死で、周りの様子はよく分からなかった」と、当時の様子を語りました。
さらに、日野さんは「今回、テロ事件が起きたことで、イスラム教徒に批判の矛先が向かうかもしれないが、私が仕事でつきあいのあるイスラム教徒の人たちは皆、よい人で、敵視するようなことにはなってほしくない」と話していました。