スーチー氏が外相など4閣僚ポスト兼務に
【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー国会は22日、アウンサンスーチー氏(70)が率いる与党・国民民主連盟(NLD)が提出していた閣僚名簿を発表した。その中にスーチー氏の名前があり、閣内に身を置き政権を主導することになった。ロイター通信などによると、スーチー氏は外相や教育相など4閣僚ポストを兼務する。新大統領には既に、スーチー氏側近のティンチョー氏(69)が選出されている。
スーチー氏は先に、国会内で国会議員や官僚の数人で構成する任意の小グループを結成、代表に就任している。こうしたグループも通じて、党や国会を総覧しつつ国政を統率する方針とみられる。
ミャンマーの省庁は現在31ある。新たに民族問題省を新設して計21に統合する再編案が21日の国会で可決されている。軍人議員の大多数も賛成した。