自転車旅行における寝袋の存在はそれはそれは大きなものだ。
自転車での移動は電車、自動車、バイクで移動しているのとは比べ物にならない位に遅い。
每日街に辿り着けるか分からない。(国内なら心配しなくてもいい)
そうすると、寝床に困る。寝床を見つけたとしても温かい布団が無い。
Z E T U B O U
そんなの嫌でしょう。だから寝袋(以下シェラフ)を買いました。本気のヤツを買いました。
NANGAのシェラフです。ナンガ(NANGA)オーロラ900DX(760FP)レギュラー【オクトスオリジナルコンプレッションバッグ20L付き】
ナンガのオーロラ900DXは凄い
何が凄いか。何と気温-22度から-37度まで対応しているのだ。
実際はその表記気温での使用は無理で、表記の+10度程までが限界という意見が多い。
それでも-12度から-27度対応であり、北極圏でもない限りどこでも寝れる気がするぞ。
ダウン素材であり、フィルパワーは760FPだ!(よく分からん!)
野宿する理由を簡単にご説明
海外を走る自転車旅行者(特に世界一周中の自転車旅行者)というのは基本的に貧乏である。
每日何千円という大金を出してホテルには泊まらない。
「まじか?」と思うかもしれないけど、よく考えてみてくれ。
每日5000円級の超ゴージャスホテルに泊まったとしよう。
そうすると、1年で182万5千円(血の涙
おまい、ホテル代だけで182万円ぞ。2年で365万円ぞ。
無理でしょ。どこにそんなお金あるのよ。しかも寝床だけですよ。
食費もかかるし自転車メンテナンス代も掛かる無理無理。
だから野宿します。至ってシンプル。合理的!
どんな環境もカバーする
どこで野宿するかはまた別の話だけど、先人の知恵を借りると、ガソリンスタンドとかキャンプ場とか消防署とか。荒野や草原なら人に見つからない死角となる場所とか。
でも場所よりも環境。
暑い方はいい。シェラフを使わずに下に敷いたりインナーシーツだけで寝るなどすればいい。
でも寒い方はどうしようもない。
「着こめばいいやん」とお思いだろうが、ちょっと着こめば凌げる程度の寒さではない。
それにここを怠ると命を落とすかも知れない。
寒い土地でほら・・「おい!寝たら死ぬぞ!」→ 死にまーす。見たいな。
そんなギャグ見たいな死に方はごめんだ。だからシェラフは手厚くしたかった。
そんな寒い環境にもナンガのオーロラ900DXは耐えることが出来る。
実際そんな寒い土地で野宿など出来る限りするものではない。
ユースホステルやモーテル、現地の人の家に泊めてもらう等するべきだ。
でも初めにも書いた通り、街に辿りつけないこともあるのだ。だからどんな環境でも寝ることの出来るシェラフは必須だと言える。
ナンガのオーロラ900DXの活躍場所とは
北国で街に辿りつけない例を考えると、アメリカのアラスカ州とカナダはあり得ると思う。
ただスタート地点にする可能性が高いため、冬にわざわざ行く気はない。
そうするとヨーロッパでは活躍の場が有り得そうだ。
ヨーロッパは物価が高いので世界一周の自転車旅行者には少々ある意味嫌われている土地だ。
だから皆野宿するので有名。
町並みが綺麗だし、見どころも多そうだけど、貧乏には辛いんですよね。
ヨーロッパの旅のゴールは最北端のノールカップ岬をゴール地点にする自転車旅行者が多い。ここはノルウェーなので、もし冬場になれば間違いなく活躍しますね。こんな所で野宿したくないね・・・
一夜を共にしてみた(意味深
まあ何はともあれ一度も使わずにどうのこうの言うのもあれだし・・・使ってみっか。
なのでこのナンガオーロラ900DXで寝てみました。
とても・・・大きいです・・・
開封したら二度と封印できないとの噂ですが、開封しました。
何やらチャックがあるけど、これはシェラフに入った後の空間調節だと思われる。
窮屈ならば、ちょっとチャックを開けるなどして調節する感じ。
全部下ろすと、こんな感じで中身が露わになる。
ダウンで覆われていて、もの凄く暖かそうだ。
掛け布団見たいにも使えそうだね。
このまま寝ると、汗等でシェラフを汚してしまう。
だからインナーシーツを使いましょう。
せっかくだし、ピローも使おう(キャンプ用枕)
これで寝てみただけど次の日、体バキバキになった。
マットを引かずに寝るとこうなるで注意だ。
やっぱりマットは必要だねぇ・・
暖かさは申し分ない。薄い長袖シャツ1枚で寝たけど全然寒くなかった。
まあ3月で最近温かいしあんまり説得力無いけども。
何はともあれ
自転車旅行で「世界を走り回りたい」「世界一周したい」とか思っている人は、スペックの高いシェラフは必須だ。
まだ実際に極寒の地で野宿はしたことがないけど、多くの旅人が使用しているナンガのオーロラ900DXはオススメだよ。
ちょっと値段的に・・と思うなら下位モデルでも十分使えると思う。