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奇跡の一本松から育った苗木 出雲大社に奉納
3月19日 21時16分

東日本大震災の大津波に耐えて1本だけ残り、「奇跡の一本松」と呼ばれた、岩手県陸前高田市の松の木から育てられた苗木が、島根県の出雲大社に奉納され、参道のそばに植えられました。
「奇跡の一本松」は、5年前の大津波で被害を受けた岩手県陸前高田市のおよそ7万本の松原の中で、唯一残った松の木です。復興のシンボルとなっていましたが、その後、枯れてしまい、今はモニュメントとして復元されています。
地元の市民グループが、松が枯れる前に枝から苗木を育て、震災の犠牲者を追悼しようと、19日、島根県出雲市の出雲大社に奉納しました。
1メートルほどの高さに育った苗木は、3年前に亡くなった漫画家のやなせたかしさんが生前、「ケナゲ」と名付けていました。
苗木は多くの参拝者に見てもらえるようにと、市民グループのメンバーの手で参道のそばに植えられました。
市民グループ「高田松原を守る会」の鈴木善久理事長(71)は、「苗木が出雲の地で元気に大きく育つことを願っています。この木を見た多くの人に震災の教訓を思い起こしてもらえたら、うれしく思います」と話していました。

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