時代は目紛しく移り変わる。
10年前、30年前、50年前からは想像もできないような「現在」がここにあり、
20年後には激変した「未来」があるだろう。
新しい働き方「ワーク・ライフ・インテグレーション」の到来
近年では「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれてきた。ライフも大切にして、生きがいをも見つけながら、仕事と生活を両立しよう。そんな、スタイル。
「ワーク・ライフ・バランス」はもうおしまい。
20年後の未来に向けて「ワーク・ライフ・インテグレーション」の思想を取り入れる必要がある。
ワーク・ライフ・インテグレーション
自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。それによって、生産性や成長拡大を実現するとともに生活の質を高め、充実感と幸福感を得るなどの相乗効果を目指す働き方をいいます。仕事と生活を対立的にとらえて、その量的バランスの調整・回復を目指す、従来の「ワーク・ライフ・バランス」の発想を一歩進めたものと考えられます。
「ワーク・ライフ・インテグレーション」 が必要とされる理由
時代の変化と働き方の変化は密接に関係し、20年後の変化に対応すべく今から準備する必要がある。
GDPで言う付加価値に対しての「価値」が変わる
GDP(国内総生産)とは、国内の生産活動による商品・サービスの産出額から原材料などの中間投入額を控除した付加価値の総額。
現在の日本は財が飽和している。一定水準に達した付加価値をさらに上昇させるためには、現在の「価値」感ではいけない。供給過多で鈍っている経済には新たに必要な「価値」を付加していく。
現状維持は衰退という言葉があるように、新たに必要な「価値」を創造し、繁栄していく必要がある。
現在の日本は財が飽和している。エアコンの効いた部屋で、暖をとってテレビを見る。休みの日にはお出掛けして、少し贅沢に外食をする。
日本だって昔からこんな生活が送れている訳はなく、歴史的尺度で言えば最近のことである。すなわち、日本の経済が大きく崩れていけば、人々の生活は大きく変わっていくし、こんな生活ができるはずもない。
上記の記事では日本の財の飽和に伴う、経済の衰退と働き方について述べている。
新たに必要な「価値」とは何か
新たなる経済で発生する需要はどのようなモノか。どんな「価値」が求められているのか。
この記事では、20年後には労働人口の49%がロボットに代替するけど、どうする。といった内容。
やぎろぐの著者八木仁平さんは、遊びのプロになって、アクティビティクリエイターとして遊びを発信していくと述べている。
「遊びでお金稼げるわけないじゃん。そんなん、日本ただの夢の国じゃねえか。」「そんな社会は甘くない。」
などの意見を持った人はいますか。答えは違いますね。
彼はすでにお金を稼いでいますし、プロとしての領域に足を踏み込んでいます。
答えを受け入れるには固定概念を全て捨てる必要があります。
市場にありふれた「価値」は既に無価値です。供給過多だし、ロボットもできます。
時代の移り変わりで発生した需要に応えるモノが、新たに必要な「価値」なのです。
仕組みとかスタイルとか、関係ない。20年前とは経済の全てが違うでしょう。
「ワーク・ライフ・インテグレーション」 こそが、「価値」を生み出す体制
やぎろぐの著者八木仁平さんや、イケダハヤトさんは「ワーク・ライフ・インテグレーション」 の体制で生計を立てている。
自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。
以上の人たちが収益を上げる事に対して、仕組みを知らない人は驚くのも無理はないが、全ての人に存在する「生活」に密接して「仕事」をしており、「価値」を創造している。
断言できる事は、この人たちの「ワーク・ライフ・インテグレーション」が、ロボットに侵されることも需要がなくなることもないということ。
おもしろいことに「リスクを負っている」ようで、将来的に「リスクを回避している」のである。
「ワーク・ライフ・インテグレーション」で自分を変える
当たり前の話だけど、「ワーク・ライフ・インテグレーション」も楽ではない。「価値」を創造するのも簡単な事ではない。
しかし、興味深いのは「充実感と幸福感を得るなどの相乗効果を目指す」ところ。
この相乗効果は仕事も巻き込む。
でっかい話をするけど、本当の事。
生活と仕事の次元が右肩上がり、人生の充実が図れる。すると、さらに「価値」が生まれる。
人生の相乗効果のスパイラルとなる。
少しずつなにかを始めればいい。需要は生み出せるし、至る所に隠されている。
もう一度言うと、簡単な事ではないけれど、成功させると高い次元の充実が手に入る。