トップページ社会ニュース一覧長野バス事故 警察が同型バスで走行検証
ニュース詳細

長野バス事故 警察が同型バスで走行検証
3月17日 18時14分

長野バス事故 警察が同型バスで走行検証
k10010446861_201603171837_201603171851.mp4
乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、警察は、17日、事故現場のバイパスで同じ型のバスを走行させる検証を行い、下り坂を制限速度を超えるスピードで走らせるなどして事故に至った状況などを詳しく調べています。
ことし1月、軽井沢町の碓氷バイパスで、スキーツアーのバスが下り坂で加速してセンターラインを越え道路脇に転落して、乗客乗員15人が死亡しました。この事故で警察は、転落直前のバスの走行状況を解明するため、17日午後、現場付近のバイパスを通行止めにして同じ型のバスを走らせる検証を行いました。
警察のこれまでの調べでは、バスはおよそ1キロ手前から始まる下り坂を一度も速度を落とさずに加速し続けていたとみられ、転落直前には、制限速度のおよそ2倍の時速96キロに達していたことが分かっています。このため検証では、下り坂を制限速度を超えるスピードで走らせるなど、バスを複数回走行させ、加速していく状況や減速できたかどうかなどを詳しく調べました。警察はバスを何度も止めて走行状況を確認したりバスを撮影したりして、データを収集していました。
17日は検証現場に2人の遺族が訪れていて、代理人の弁護士によりますと、2人は、「客観的なデータを豊富に収集して、少しでも真実を明らかにしていただきたい」と話していたということです。
長野県警察本部の波多腰功交通指導課長は、「亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、ご遺族のつらい境遇にも寄り添いたい。このような悲惨な事故が二度と起きないよう、原因究明のために捜査を尽くしていきたい」と話していました。
警察は、17日午後8時ごろからも再度バスを走らせ、事故が起きた夜間でのブレーキランプの見え方なども検証し、事故に至った状況などを詳しく調べることにしています。

専門家「加速がポイント」

交通事故の解析に詳しい日本交通事故鑑識研究所の大慈彌雅弘代表は、今回の実験のポイントとして、バスの加速と運転席から見た現場付近のカーブの見え方などが重要となると指摘しています。
この中で大慈彌代表は、今回の実験の映像を見て、実験用のバスが下りが始まってすぐの地点で、加速しているように見えることに注目しました。そして、「事故現場の1キロ手前の上り坂が終わったときの速度と、その後、下り坂になり最初のカーブに達したときにどのくらい加速するのかが非常に重要になる」と指摘しました。
また、「事故現場の手前にあるカーブは大きなカーブではないが、夜になると見えづらい。運転席からどのように見えるのかもポイントだ。そのうえで、見えにくいカーブで運転手のシフトダウンの操作に遅れが出ないか。どの時点でスピードを適切に制御しなければならないのかなど、運転操作と車体を保つ限界の速度を見極める必要がある」と指摘しました。

関連ニュース

k10010446861000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ