大川洋輔
2016年3月17日18時36分
神戸市須磨区の須磨浦山上遊園にある「カーレーター」が18日、開通50年を迎える。片道91メートル、ベルトコンベヤーに設置された2人乗りの椅子がガタゴトと25度の急勾配を上る国内唯一の乗り物。同園では18~21日、先着200人に記念品を配るなどして祝う。
山陽電鉄須磨浦公園駅からロープウェーで鉢伏山を上ると、カーレーターの乗り場がある。カー(車)とエスカレーターを合わせた造語で、雨にぬれず座って上れるようにと1966年に開通した。
施工した「日本コンベヤ」(大阪府)によると、リフトよりも効率的に多くの人員を運べると滋賀県のスキー場「びわ湖バレイ」にも設置されていたが、メンテナンス費用がかかることなどから75年に運行をやめ、「国内では須磨だけ」(営業担当者)という。
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