『グリムガル』の作者「“このすば”は現在のラノベの本流の作品で、グリムガルは支流ですらない」
『灰と幻想のグリムガル』の小説家・十文字青氏が、ブログにて自身の経歴や作品に対する想い、小説家としての自分について赤裸々に語っています。グリムガルが好きな人は必見です。
■きみが僕にくれたもの
(前略)
『この素晴らしい世界に祝福を!』というスニーカー文庫の作品、たまたまグリムガルと同時期にアニメ化されたし、似た要素があることで、比較されたりするようだけれど、両者には明らかに大きな違いがある。
このすばは現在のライトノベルの本流の作品で、グリムガルは支流ですらない。
何しろグリムガルは、『薔薇のマリア』のサイドストーリーとしてやりたかったことを、形を変えて始めたものだ。
その形を変える際に、いまはやりの「異世界転生モノ」をまったく意識しなかったとは言わない。
でも、まあ、ちょっとだけだ。僕はようするに、「ゲーム的な世界でレベル1あるいはレベル0から冒険者的に生きてゆく若い男女のお話」をずっと書きたかった。グリムガルではなぜ、ああいう形(「──目覚めよ」の声で気がついて、記憶を失っている)で始まるようにしたのか。
それには明確で簡単な理由がある。読み手をグリムガルの世界に誘導するためだ。
何も知らない者として、グリムガルの世界に入ってきてもらい、主人公らとともに生きて欲しい。
(中略)
僕はいくらあがいても、本流に乗ることができない小説家だ。小説家としてではなく、一人の人間としても、ずっとそうだった。僕はどのコミュニティーにも属することができなかったし(属したかったし、属そうと努力してきたが、ことごとく失敗した)、仲間を作ることができず(作ろうとした。できなかったけれど)、友だちは常に少数か、皆無だった(本当は、たくさん欲しい)。全文を読む転載元: http://potato.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1458200458/
グリムガルは毎回挿入歌が用意されてて豪華ですよね。
今クールはあと2話で終わるようなので、デッドスポット倒して終わるのかな。
僕の今期一番好きだったアニメなのに、尼ランキングは25位で意外でした。
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