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慶応大の校舎改修工事でアスベスト飛散したおそれ
3月17日 17時30分

去年、横浜市の慶応大学の校舎で行われた改修工事の際、アスベストが含まれているかどうか事前に調査せず、飛散を防止する措置も取られていなかったため、アスベストが飛散していたおそれがあることが横浜市の調査で分かりました。
アスベストの飛散を防止する措置が取られないまま工事が行われたのは、横浜市港北区にある慶応大学の矢上キャンパスです。
建物の改修工事を行う場合、事前にアスベストが含まれているかどうかを調査し、確認された場合は、飛散を防止する措置を取ることなどが法律で義務づけられています。しかし、横浜市によりますと、去年11月に行われた工事の際、請け負った大林組は事前調査を行わず、飛散防止の措置も取らなかったということです。
今月、横浜市が調査したところ、天井に使われていた断熱材とみられる建材から、国の基準を上回るアスベストが検出されたということで、横浜市は工事の際に飛散していたおそれがあるとしています。横浜市は、16日、大林組と慶応大学に対し、再発防止策の報告などを求める行政指導を行いました。
慶応大学は以前行った調査で、すべての施設でアスベストは使われていないとしていましたが、改めて調査する方針で、「健康に不安がある人は健康相談を受け付けたい」と話しています。また、大林組は「大学や関係者にご迷惑をおかけしたことをおわびします」と話しています。

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