前の英語記事が想定外にバズりました。英語、やっぱりみんな興味あるのね。
で、おそらくぼくのブログを読んでくださるような方々は、一定の英語力はあるんじゃないかなーと思ってます。TOEICもそこそこ取っていて、英語ができないことはない。しかし、英語でしゃべるとなるとすぐ詰まってしまうし、海外旅行にも一人でいける自信はない。でも、できればすらすら話して海外の人とコミュニケーションをとりたい。そういうレベルの人が多いんじゃないですかね。
ということで、その需要を余すことなく満たすために、対英会話のリーサルウェポン、「瞬間英作文」について説明させていただこうかと思っています。
そもそもどんな本?
一言で言うと、「英語をどんどん話すためのトレーニングが自分でできる本」です。正直、そこらへんの英会話教室とかオンライン英会話をやる数倍以上のスピード&数十分の一のコストで英語がしゃべれるようになります。むしろ、これでできなかったら英語しゃべるのはあきらめてくださいというレベル。
中身は非常にシンプルで、左側に日本語、右側に英語が書いてあります。レベル的には中学生レベルのものばかり。
右:すべてのうちで健康がもっとも大切です。
左:Health is the most important of all.
右:一番小さなりんごが一番おいしかった。
左:The smallest apple was the most delicious.
というかんじですね。中学一年生レベル、中学二年生レベル、中学三年生レベルと分かれています。文法や単語は中学生レベルなので、ちゃんと大学受験した人であればほとんどわかるはず。
どうやってつかうの?
本の名前が使い方を示しています。
そう、「瞬間英作文」です。左の日本語を見た瞬間に英語が出てくるまで、何度も何度も英語を口になじませまくること。
ちょっと前書きを引用してみますね。
それなりに英語を勉強してきたのに話すことはからきし、という行き詰まりを打破するのに極めて効果的なのが、瞬間英作文というトレーニングです。方法は極めて単純で、中学で習う程度の文型で簡単な英文をスピーディーに、大量に声に出して作るというものです。「馬鹿にするな。中学英語なんかもうわかっている」という声が聞こえてきそうです。それでは、ちょっとテストしてみましょう。あなたは次のような日本語文をばね仕掛けのように即座に口頭で英語に換えられますか?
- 学生のとき、私はすべての科目の中で数学が一番好きだった。
- 君はあの先生に叱られたことがある?
- 昨日僕たちが会った女の人は彼の叔母さんです。
どうでしょうか? 瞬間的に口から出すのはなかなか難しいのではないでしょうか?しかし、英語を話せる話せないを分ける分水嶺はこうしたことができるかできないかです。
瞬間的に自分の言いたいことを英語化すること。それこそが、英語を話すためにもっとも重要なことになります。そのための頭と口のトレーニングこそが、瞬間英作文なのです。
これこそが話すための最短の道
これを徹底的にやった後、ぼくは自然と英語が口から出てくるようになりました。そうすると、英語がさらに楽しくなり、英会話カフェに行ってたくさんしゃべってみたり、海外の友達とスカイプしたり、アウトプットの機会がさらに増えていきました。そんなこんなしているうちに海外勤務のお声がかかり、実際に働く中でさらに英語力をブラッシュアップしていったという流れになります。
これは、瞬間英作文のトレーニングをしていなければなしえなかったことです。ここでトレーニングを積んだおかげで話すことへの抵抗がなくなり、その結果たくさんのチャンスを勝ち取ることができました。これを徹底的にやっても話せないということはまずないので、ぜひやってみてください。
最後に著者からのメッセージを。
英語を難解な文法パズルと考えることから脱却して簡単な文をスピーディーに大量に作ってみてください。そうすれば、逃げ水のように捉えがたかった「英語を話せるようになる」という目標は達成されるのです。