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英 砂糖加えた飲料に課税方針 子どもの肥満防止で
3月17日 8時49分

イギリス政府は子どもの肥満を防ごうと、砂糖を加えた飲料を製造したり輸入したりする業者に課税する新たな税制を2年後に導入する方針を明らかにしました。
イギリスのオズボーン財務相は16日、予算案に関する議会での演説で、イギリスでは5歳の子どもが年間に自分の体重と同じくらいの砂糖を摂取しており、このままでは子どもの半数以上が太りすぎになるという専門家の予測を紹介しました。
そして、大きな要因の1つが砂糖を加えた飲料だと述べ、一定量の砂糖を加えた飲料を製造したり輸入したりする業者に、砂糖の量に応じて課税する新たな税制を2年後に導入する方針を明らかにしました。この税制の導入によって、日本円で年間800億円余りの税収が見込まれるということで、学校でのスポーツ活動を支援する予算に使われる見通しです。同様の税制はメキシコやフランスなどで導入されています。
税制の導入をイギリス政府に働きかけてきた人たちは「画期的だ」と評価する一方、株式市場では飲料関連のメーカーの株価が下落し、イギリスの業界団体は「肥満防止に効果はない」と反発しています。

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