究極のビビり、中馬です!
不安定であると、不安ですよね。心配ですよね。
でも、わたしは安定することの方が怖いです。
≪目次≫
安定とは。
あん‐てい【安定】 [名](スル)
- 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。
- 平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること。
- 物質が容易に分解・反応・崩壊しないこと。
まあ、なんとなく思っていた通りですよね。激しく変動しない、ちょっと刺激を与えても元に戻る、簡単には壊れない。
安定の魅力。
安定の魅力を考えてみたい。せっかくなので、形容詞的に連想してみました。
≪安定した職業≫
いいですね~。一般的に言われるのは公務員とか銀行系でしょうか。他にも会社勤めだったり、ホワイトカラーと言われる人たちだったり。
『安定した職業について、安定した会社で、一生面倒見てもらいなさい!』とか、就活の時にはよく聞きました。魅力的です。
≪安定した男性・女性≫
いいですね~。結婚とか、一生のパートナーって考えたら、安定って相当魅力です。それには経済的な魅力もあるだろうし、精神的に安定しているっていう魅力もあるだろうし。とにもかくにも、パートナーの条件として『安定』っていうのをあげる人は多いんじゃないでしょうか。
安定こそ不安定だと思う持論。
でも、わたしは安定こそ、不安定なんじゃないかと思っています。
『会社に入った、職業に就いた、ステキな相手と付き合ってる。だから今の私は安定だ!』って思えたとしても、それを維持しなくちゃ本当の安定ではないんです。
会社に入っても、いつリストラされるかわからないし、パワハラ上司に出会うかもしれないし、急に転勤を命じられるかもしれない。自分も、自分とお付き合いした人も、いつ仕事がなくなるか、いつ病気になるか、いつ心変わりするか・・・。いやはや、安定って難しい。
言い聞かせて安心したり、安定維持のために走りまわる。その時点で、もう安定ではありません。究極のビビりとしては、かなり恐ろしい状況です。
不安定であることのメリット。
ということで、究極のビビりが不安定のメリットを伝えたい。
まず、不安定である、と本気で思っていた場合、 もう色んなことが心配で仕方がないんです。これがこうなったらこうしよう、あれが上手くいかなかったらこうしよう、という予防線をこれでもかっていうくらい準備します。なにせ不安ですから。
また、まわりの人にも相談します。しかも、親や友達だけではありません。本気で受験勉強をしていたら、塾や学校の先生に教えをこいます。法律関係のことに本気で悩んでいたら、弁護士さんに相談します。
そんな風に準備していれば、多少の刺激があっても右往左往しません。だって大きな打撃を想定してますからね。
あれ、安定の定義って・・・。
あん‐てい【安定】 [名](スル)
- 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。
- 平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること。
- 物質が容易に分解・反応・崩壊しないこと。
不安定だからこそ備える→多少のことなら右往左往しない。
これって安定に限りなく近くないですか。
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心配でどうしようもない時の克服法。
心配でどうしようもない時ってありますよね。
不安定だって自覚したり、不安になったりすることは悪いことじゃありません。むしろ、安定するために通る、大切な過程だと思うのです。不安定だと自覚することで、自分を見つめなおすことができますからね。
だから、不安定になりそうなことに挑戦したい、だけど心配って人は、ひたすら準備してください。それは必要な過程です。
対して、安定したくてがんばっているのに心配って人は、辛いですよね。目指しているのは安定なのに、なんでこんなに不安なのか・・・本当に辛いと思います。
そういう人は、自分主体で考えられているか?ということを意識してみてほしいです。というのも、安定に夢中になりすぎると、主体が自分じゃなくなることが多いのです。
- この会社は、親が言うから安定してる
- この男性は、社会的に見て安定してる
と、いうような感じ。
確かに、一意見としては頼りになります。でも、なにかあった時に、親や会社は責任をとってくれるのでしょうか?きっと、とってくれませんよね。
責任をとってくれないものに全部をまかせる・・・これだけ不安定なことはありません。少なくとも、
- 自分がやりたい仕事だから、不安定でも備えていきたい
- 自分が信じたいと思った男性だから、不安定でも一緒にいたい
という方がマシじゃありませんか?
安定に収まる不安。
これは個人的な不安でもあります。安定の中に収まってしまうと、それだけ自分が持っている可能性が限定されてしまうのではないか、って思うんです。
先にもふれましたが、安定を維持するのって、結構労力がいります。たとえば、安定した職業に居続けるためには、上司の期待に応えていかなきゃいけない。安定した相手と付き合うには、それに釣り合う自分じゃないといけない。安定を維持できるのは、すごく大変で、才能のいることです。
その安定維持に尽力したせいで、コレおもしろいかも!っていう可能性に、さく力がなくなるのが怖いんです。今まで自分が、安定とかを放り出して、おもしろそうって飛びついてきたものの方が好きだからそう思うのかも。
不安定を楽しみたい。
明石屋さんまさんの言葉で、以下のものがあります。
不安定な方が面白い人生。振り返ってみて、安定した日々は要らない。絶対不安定な方が面白い。
不安定であることを面白いと思えたら、鬼に金棒だなって思います。
環境を変える前や大きな決断をする前、不安定な方向へ進んでいるんじゃないかと不安になることもあると思います。
ですが、不安定だって自覚したり、不安になったりすることは悪いことじゃありません。なにごとも楽しんでいきたいですね!