Updated: Tokyo  2016/03/15 16:55  |  New York  2016/03/15 03:55  |  London  2016/03/15 07:55
 

原油価格:底入れしたとすれば、今回の天井はあまり遠くない可能性

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    (ブルームバーグ):原油価格の天井打ちは予想されているよりも近い可能性がある。

北海ブレント先物価格は1バレル=40ドルを回復し、国際エネルギー機関(IEA)は「トンネルの出口に光」が見えていると指摘。米ゴールドマン・サックス・グループも「若芽(回復の兆し)」が見られつつあるとしている。それでも、昨年の価格上昇が長続きしなかったように、米国の原油生産継続に十分な値上がりとなれば今回の価格回復は止まると、多くのアナリストらは警告する。

コンサルティング会社IHSエナジーの原油市場担当バイスプレジデント、ジェイミー・ウェブスター氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで「原油価格が上昇すれば、米国のシェール企業の生産は極めて敏感に反応する」と説明。「米国の生産減少は供給が需要と均衡する上で重要な原動力となるが、実際には減少しない可能性があり」、そのことは価格が再び下落する可能性を意味すると述べた。

北海ブレント原油価格は1月に付けた12年ぶり安値27.10ドルから約40%上昇している。IEAによれば、石油輸出国機構(OPEC)加盟国以外の原油生産は1992年以来最大の落ち込みになると予想されており、「価格は底入れした可能性がある」。ただ、相場がさらに回復すれば市場の均衡に必要な減産が遅れるだけだとして、ブルームバーグがアナリスト9人を対象に実施した調査の中央値では、世界の原油価格指標が年内に50ドル台を回復するのは容易でないとみられている。

原題:If Oil Prices Have Hit Bottom, the Top May Not Be Too Far Away(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Grant Smith gsmith52@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Herron jherron9@bloomberg.net

更新日時: 2016/03/15 12:37 JST

 
 
 
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