現金狙い自販機燃やす 2人関与か

<自販機火災>派遣社員ら2人関与か…別の事件ですでに起訴

(毎日新聞) 01:37

 ◇三重で被害相次ぐ

 三重県松阪市など同県中南部で自動販売機が燃やされ内部の現金が奪われる被害が相次ぎ、同市の派遣社員(26)ら男2人=いずれも覚せい剤取締法違反罪で起訴=が関与した可能性があることが14日、捜査関係者への取材で分かった。県警は容疑が固まり次第、窃盗などの疑いで再逮捕する方針。県内では昨年9月ごろから、松阪市を中心にたばこや清涼飲料水の自動販売機の釣り銭口内が燃やされ、内部の備品を溶かして現金を奪う事件が約60件発生している。被害額は少なくとも約60万円に上る。

 捜査関係者によると、県警は現場周辺の防犯カメラの映像などから犯人が逃走に使ったとみられる軽乗用車を特定。今年1月21日未明、津市内を警ら中の県警機動捜査隊員が自販機近くでこの車を発見し、乗っていた男2人に職務質問したところ、車内に覚醒剤を所持していたため覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕した。その後の調べで、車の走行状況などから複数の事件に2人が関与した疑いが強まったという。【井口慎太郎、山本萌】

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